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「見参」は「けんざん」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.4.20
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今回ご紹介するのは「見参」。「けんざん」と読み、普段使う機会はそう多くありませんが、物語などでは目にすることがありますよね。

しかし、実は「見参」には別の読み方があるということをご存じですか?知らないという方は、この記事を読んで一緒に勉強しましょう!

「見参」って「けんざん」以外に何と読む?

最初に何種類の読み方があるか言ってしまうと、「けんざん」以外に3つほどございます。

そのうちの1つは「けんざん」とほぼ同じ、もう1つはそちらから1文字抜かれた形です。

上記2つはなんとなく当てられそうですが、残り1つは難しいかもしれません。

最後の1つは、写真が趣味の方ならばおなじみの言葉と同じ読み方をします。

それでは、正解をまとめて発表!

正解は、「げんざん」「げざん」「げんぞう」でした!

「見参」について

「げんざん」は濁点を付けるだけ、「げざん」はそこから「ん」を引いたものでしたね。

ただ、「げんぞう」は当てられなかった方も多いのではないでしょうか。ちなみに、ヒントの言葉は「現像(げんぞう)」です。

ちなみに、「げんざん」「げざん」「げんぞう」、どれも実は意味自体は変わりないのですが、そもそも「見参」という漢字があまり使われないために、どのような言葉なのか浸透していないかもしれません。

みなさんがなんとなく把握しているもの以外にも、様々な意味があります!

げん‐ざん【見参】〘名〙
① 上代、節会(せちえ)、宴会などに出席すること。また、出席者の名を書き連ねて、御前に提出すること。またその名簿。
② 目下の者が目上の人に対面すること。拝掲。また、その挨拶(あいさつ)のことば。
③ 目上の者が目下の者に対面すること。謁見。引見。
④ 法会・集会などへの衆僧の出仕を確認すること。出欠をとること。
⑤ 武士が新しく主従関係を結ぶにあたって、主人に直接対面すること。→見参に入る。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

②③の意味で使う機会が多いかもしれません。ただ①④⑤で使うことはあまりなさそうです。

ちなみに、「参」が含まれるよく似た意味合いの言葉に「参上(さんじょう)」というものがありますが、こちらは「見参」とは少し違います。

目上の人のもとに行くことが「参上」で、辞書にもある通り、対面することが「見参」です。混同しないよう気を付けてくださいね。

まとめ

今回は「見参」についてご紹介させていただきました。5つの意味、ちゃんと覚えていただけたでしょうか。

今後も「見参」のような難読漢字をご紹介させていただきますね!