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「雪転」の5つの読み方!読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.2.4
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2月に入り、全国的に寒い日が続いています。毎日のように雪が降る地域にお住まいの方もいるかと思います。

子供のころは雪が降ると楽しくて仕方なかったという方も、大人になると電車の遅延や積雪による道路の渋滞、凍結に悩まされるようになってしまうことも。

さて、今回はそんな「雪」が含まれる漢字、「雪転」の読み方を当てていただきます。

「雪転」はなんと読む?

一般的な読み方からだと、「ゆきてん」や「せつてん」が挙げられるでしょうが、それでは不正解なんです。

今回の「雪転」、「雪」は「ゆき」と読みます。つまり、「転」をどう読むかが今回の鍵なんです。

正解はなんと5種類! 意外と簡単なものから難解なものまで様々です。

いかがでしょう、正解の見当はつきましたか?

それでは正解を発表します。

正解は、「ゆきまろばし」「ゆきころがし」「ゆきこかし」「ゆきころばし」「ゆきころばかし」でした!

「雪転」について

「ゆきころがし」は当てられたかもしれませんが、「ゆきまろばし」は当てられなかった方も多かったかもしれませんね。

ただ、この「雪転」。読んで字のごとく、「雪で転んでしまう」、という意味ではありません。辞書で確認してみましょう。

ゆき‐まろばし【雪転】〘名〙
① 雪をころがし丸めて大きいかたまりにすること。また、その雪のかたまり。雪まるげ。雪まろげ。雪まろがせ。雪ころがし。雪まるめ。雪まろめ。《季・冬》② 雉の羽の部分の名。羽の下方、つけ根に近い所。雪まろがせ。
ゆき‐ころがし【雪転】
〘名〙 雪の玉を作り、雪の上を転がして大きなかたまりにすること。また、そのかたまり。雪こかし。雪ころばかし。雪ころばし。雪まろばし。《季・冬》
ゆき‐こかし【雪転】
〘名〙 積もった雪の上に雪の玉をころがして次第に大きな塊とすること。また、その塊。雪だるまの類。雪ころがし。《季・冬》
ゆき‐ころばし【雪転】
〘名〙 =ゆきころがし(雪転)《季・冬》
ゆき‐ころばかし【雪転】
〘名〙 =ゆきころがし(雪転)

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

雪を転がしてかたまりを作ること、またそのかたまりのことでしたね。

ちなみに、引用にある「雪まるげ」「雪まろげ」は「雪丸」と書きますよ。

余談ですが、「雪転」は冬の季語でもあります。俳句を嗜んでいらっしゃる方であれば、簡単な問題だったかもしれませんね。

まとめ

「雪転」は「ゆきまろばし」等と読み、「雪をころがし丸めて大きいかたまりにすること。また、その雪のかたまり」といった意味がありました。

早口言葉のようではありますが、この5つの読み方をぜひ覚えておきましょう!