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「金打」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.2.7
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子育てのルールや、待ち合わせの時間の取り決めなど、「約束(やくそく)」は人付き合いをしていくうえで大切なものです。

それに加え、社会人になると「契約(けいやく)」という形も追加してくるかもしれません。物の売り買いや会社間など、「約束」や「契約」はありとあらゆる形で私たちの日常にあふれているのではないでしょうか。

今回はそんな「約束」にまつわる漢字、「金打」をご紹介します。

「金打」って何と読む?

「金打」の読み方は2種類あり、そのうちの1つはとても簡単なんです。そのままの読み方から、「かねうち」となります。

ただ、残る1つはそう簡単には読めません。「打」をどう読むかがポイントです。

ここでヒント!みなさんは大勢の前でスピーチをする時にどんな状態になりますか?

大舞台に立つ自分をイメージしてみましょう。そうすると、「金打」をどう読むのか理解できるはずです!

それでは正解発表です。正解は、「きんちょう」でした!

「金打」について

「金打」は「きんちょう」とも読むんですね。ただ、ヒントの「緊張(きんちょう)」とは、読み方は同じですが、意味は全然違います。

ここで、1度冒頭を思い返してみてください。「金打」は「約束」にまつわる漢字なんです。

どうして「金打」が「約束」と関わりがあるのか、意味と併せてその理由も辞書に書いてありましたので、ここで確認しておきましょう。

〘名〙
① 僧侶が特定の時に鉦(かね)を打つこと。② (━する) 口頭で起請誓約を行なうときの作法。金属器を打ち合わせることにより、神仏をその場に立ち会わせるために行なわれた。武士は太刀、小刀などの刃や鍔(つば)などを、相手のそれと打ち合わせ、僧侶は小さな鉦(かね)、女子は鏡を打ち合わせた。かねうち。③ 転じて、かたい約束。誓い。かねうち。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

前述の、もう1つの読み方である「かねうち」も同じ意味です。昔の起請誓約の作法の名前が、その後③の「かたい約束」に転じていったんですね。

ただし、辞書の①にもあるように、「僧侶が特定の時に鉦(かね)を打つこと」という意味もあるので注意してください。また、「金打」は、時代劇をテーマにした舞台や映画で見られるとのこと。興味のある方はぜひ一度ご覧ください。

まとめ

いかがでしたか? 普段の生活ではなかなか見かけることのない風習ですが、時代劇などの作品では今後も目にする機会があるかもしれません。

ぜひこの「金打」の読み方を覚えていてくださいね。