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「後目」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.2.2
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今回ご紹介する漢字は「後目」、こちらの読み方を当てていただきます。

やけに簡単だ、とお思いのそこのあなた。「あとめ」ではない別の読み方は分かりますか?

「え…分からない」と思われた方も多いはず。

はたして、何と読むのでしょうか…?

「後目」って何と読む?

「後」は「あと」の他に、送り仮名を付けて「後ろ(うしろ)」や、「午後(ごご)」などで使われる漢字です。

続いて「目」、こちらは「め」や「もく」と読みますよね。

今回の「後目」、「目」はシンプルに「め」と読むので、ポイントとなるのは「後」です。先述したいずれにも当てはまらない、少し変わった読み方が採用されています。

その漢字は身体の一部を表します。決して難しいものではありませんので、どこが「後」に成り代わるのか、少し考えてみましょう!

…いかがでしょう、体のどこのことか分かりましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「しりめ」でした!

「後目」について

ヒントの身体の一部というのは「尻」のことでした。ちなみに「しりめ」は、そのまま「尻目」と表記することも可能です。

比較的使用頻度が高いと思われる「後目(しりめ)」ですが、みなさん正しい意味で使えていますか? この機会に辞書で正確な意味を確認しておきましょう!

〘名〙
① 自分の横にあるものなどを、顔を向けずに目だけを動かして見ること。また、その見方。横目。流し目。② (「…をしりめに」の形で) ちらっと見るだけで構わずに事を行なうこと。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

目だけで見ること、またその後の行動のことでした。ちなみに、昔は女性が打ち解けた時のしぐさとしても使われていたそうですよ。

また、冒頭に出ていた「あとめ」は「跡目」とも書け、「 中・近世、当主の死亡または隠居により相続されるべき家の地位、身分、家名、家産など」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)等の意味なので、「しりめ」とは使う場面が違います。

まとめ

いかがでしたか? 「後目」のような同音異義語はまだまだたくさんありますので、今後もご紹介させていただきます。

先述したように、これらは意味が違う漢字ですので、「しりめ」と言うべきところで「あとめ」と言ってしまわないようにしてくださいね!