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離婚カウンセラーに聞いた「30代離婚、コロナ禍の新常識」3つ

  • 2021.12.22

離婚する人がもっとも多いのは30代前半のCLASSY.世代なのを知っていましたか?それくらい「離婚」は誰にでも起こりうる人生の選択肢の一つです。同世代の離婚の体験談や法律やお金の話、最新の離婚事情やパートナーシップの変化まで、離婚のリアルをお届けします。

離婚の最新事情について専門カウンセラーが教えます!

1.離婚だけが答えじゃない!「愛情」と「損得」を軸に慎重に検討しよう
相談者さんには離婚の判断軸は「愛情」と「損得」と伝えています。生活費を入れない夫でも妻が稼いでいて「愛情」があれば妻が養ってもいいですよね。また「愛情」が冷めても家事や親孝行をしてくれたり、何かしらの「得」がある相手ならそれで結婚生活が成立するわけです。モラハラなら別居して生活費をもらうという選択もあるし、浮気も即離婚が「得」とは限らず、修復という選択もある。感情的に離婚しても、いいことは何もないので慎重に。離婚以外にも打つ手はあります。

2.結婚の約1/3は片方が再婚アラサーなら離婚しても十分やり直せる!
今は「離婚はダメ」という時代でもありませんし、子どもがいない夫婦なら離婚も比較的スムーズです。また、年間の結婚数の約1/3はカップルのいずれかが再婚。シングルの人はもちろん、子どもが1人や2人いたとしても再婚している人はたくさんいます。SNSもあり、結婚相談所やマッチングアプリなどのサービスも充実していて出会いも多い時代なので、結婚してみて「違うな」と思ったら「若いうちに」「子どもがいないうちに」離婚に踏み切るという選択を取る人も多いですね。

3.コロナを経て価値観がクリアになったからこそ離婚の理由がピンポイントに
今まではゆっくり考える暇もなく忙しい毎日を送っていた人もコロナで生活が変わり、人生や家族について考える時間ができたことで自分の価値観が明確に。ピンポイントに「ここだけは譲れない」という価値観の不一致が理由の離婚が多くなっています。特に多いのは金銭感覚、セックスレス、子どもに対する価値観の違い。今はまだ不安な時ということもあり離婚の数自体は増えてはいませんが、別れようと考えている人は増えているので今後は離婚が増えるかもしれません。

教えてくれたのは…

離婚カウンセラー・岡野あつこさん
自らの離婚経験を活かし、夫婦問題に悩む人を1人でも多く救いたいという思いから、離婚カウンセリングという分野を確立。今までに3万6千件以上の相談を受け、修復も含め、数多くの夫婦問題を解決に導く。

イラスト/二階堂ちはる 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc

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