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職場とクリスマス。隣人愛を感じてココロ安らかに聖夜を過ごしませんか

  • 2021.12.21
出典:シティリビングWeb

Christはキリスト、masは礼拝という意味であり、キリストの降誕を祝って礼拝を捧げる宗教的意味を持つ特別な日です。日本では「クリスマス商戦」はビックチャンスですし、キャリア女子なら聖夜も関係なく戦闘モードでバリバリ活躍できちゃいますよね。

筆者も独身の頃は、クリスマスを一人で過ごす孤独感にさいなまれ、仕事に猛進するか、恋人や親友を見つけなきゃ!と焦っていたりもしました。人は社会的動物ですから、群れが無ければ生きていけません。文化や宗教的な価値観が揺らいでいる日本社会においては、クリスマスの本質から離れたところで心が揺らされている人が多いのかなと、カウンセリングを通して感じたりしています。

人は人。自分は自分。自分にとって大切な「何か」のために、今年のクリスマスは「祈り」を捧げてみませんか?2000年以上前、ひっそりと馬小屋で生まれたたった一人の赤ちゃんが、イエス=キリストです。34歳で短い生涯を閉じましたが、西暦の由来ともなった偉人、聖人と言われるその方の生き様は、現代社会でせわしくなく働く私たちに対しても、深い「隣人愛」を教えてくれます。愛にはエビデンスも無いし、合理性のかけらもありませんが、人間なら誰もが必ず心に宿している深くて深い宝物です。

目の前にある仕事や家族、友達、同僚などに、心からの感謝をしてみましょう

先月上梓した拙著でも紹介していますが、コロナパンデミックにより多くの命が失われ、女性の自殺者も急増しました。日本では落ち着きを取り戻しつつありますが、まだまだ予断は許しません。半面、災害渦中だとしても、希望に満ちた新生児たちも産まれています。先を生きる私たち大人が、これからの未来を担う子どもたちを育てずして、誰が育てればいいのでしょうか?私はワーキングマザーとしても、深くて重すぎる「愛」の実践はまだまだ道半ばではありますが、それでも働く自分によって、誰かの命が守られていることを実感しない日はありません。

働くことは生きること。働くことは生かすこと。そんな祈りと共に、新しい命を大切に育めるのは大人の特権かもしれません。ジェンダーや格差を叫ぶ前に、目の前にある仕事や家族、友達、同僚などに、心からの感謝と祈りをささげる聖夜にしてもらえると、ココロ安らかに愛に満ちた時間が過ごせると思います。

職場は、生活の糧を得るための貴重な第二の居場所です。たまには肩の力を抜いて、2000年以上前に生まれた小さな赤ちゃんを想像してみてくださいね。全ての命が繋がっていることに気づいてもらえたらカウンセラー冥利に尽きます。

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