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【気になる!教育ニュース】中学受験者数は史上最高に迫る?

  • 2021.12.21
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大学入試改革、プログラミング、英語教育……。教育の世界がなにやら騒がしい。このコーナーでは、最近気になった教育関連のニュースをピックアップして紹介します!

第67回 受験者数は史上最高に迫る? 2022、中学入試

コロナ禍でも増え続ける受験者数

実は「今世紀最高」の受験者数を記録するのが07年の入試。それが翌08年秋のリーマンショックの影響で大きく落ち込みました。22年入試は、07年と同程度か、それを超えるのではとまで言われているのです。

その大きな理由とされるのがオンライン。コロナによる長期休校期間中、公立より私立の方が迅速にオンライン学習に対応したことが、保護者の期待を高めているのです。

私立人気の決め手はオンライン?

それでは、実際のオンライン授業の実施率はどの程度だったのでしょうか。

また、ICT環境だけではなく、グローバル社会に対応する語学教育や、理数教育、プログラミング教育など、多彩な教育プログラムが実施できることも私立の強み。

さらに、近年では、英語や算数の1教科受験なども広がり、苦手科目がある子どもも挑戦しやすくなってきました。「午後入試」を実施する学校も増え、人気を集めています。

学校はそれぞれに個性的

息子の通う公立中学では、運動会も授業参観もYouTubeでの配信でした。タブレットは、毎日の授業で使用。オンライン授業の実施はまだありませんが、「必要になれば、いつでもできる準備はある」と校長先生。実は、オンラインに対する期待から私立人気が高まっているのは高校受験も同じです。また、2022年入試から都立高校の男女別定員制が段階的に廃止。女子の合格者が増えていく、と予測され、受け皿の少ない男子が中学受験に流れるのでは? という見方をする保護者も。

環境面や経済面で、公立は私立にどうしても後れを取りますが、逆に、そこが長所でもあります。ただ、周囲の話を聞くと、公立も私立も、学校の数だけ個性があって面白い。公立か、私立か、だけではなく、それぞれの学校をフラットに「我が子にはどんな学校があっているかな」という目線で見ることができたら良いですね。

参照

11月20日・読売新聞

文部科学省・新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた 公立学校における学習指導等に関する状況について

首都圏模試センター・私立中のオンライン活用(授業やHRなどの学校活動)状況

宝仙学園中学校共学部理数インター

文部科学省・GIGAスクール構想の最新の状況について

8月1日・朝日新聞

2020年5月7日・朝日新聞

Impress Watch・こどもとIT/教員のICT活用

公益財団法人生命保険文化センター・2019年度私立中学校に通う割合

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