1. トップ
  2. 恋愛
  3. 弟に嫉妬してるだけ!? 上の子の“かんしゃく“に対処するコツ3つ

弟に嫉妬してるだけ!? 上の子の“かんしゃく“に対処するコツ3つ

  • 2015.8.7
  • 2160 views

【ママからのご相談】

小学2年生の長女と3歳の弟がおります。長女の癇癪がひどく困っています。癇癪を起こす原因は些細なことなのですが、自分の思い通りにならないとギャーギャー暴れ始めます。特に夕方の疲れている時間帯に多いです。 癇癪を起こす頻度が多いので私もイライラしてしまい、怒ったり、無視することがあります。すると、「弟にばかり優しくしないで私にも優しくして!」といいます。弟は3歳児でまだまだ手の掛かる時期なので食事や着替えなどを手伝っていますが、長女はそれが気に入らないらしく弟ばかりが優しくされているように見えるようです。ただ、小学2年生なので、自分のことは自分でして欲しいという思いもあります。今後、長女にどのように接していくべきか、アドバイスをお願いします。

●A. かんしゃくは3つのポイントで対処。上の子との2人の時間も大切にしてください。

ご相談ありがとうございます。ママブロガーの馬場じむこです。

毎日の子育てお疲れ様です。下のお子さんが理屈の通用しない年齢のときに話が分かるはずの上のお子さんのかんしゃくはとってもつらいですよね。

私も子どもが2人いて、下の子の世話をしているときに、上の子が、「お母さんが話を聞いてくれない」「これやって」「欲しいものがある」と言ってくるときには思わずきつい口調になってしまったり、小学校6年生なのだから自分でやってくれればいいのにと感じることも何度もあります。

●上の子が“かんしゃく”を起こしたときの対処法3つ

お茶の水女子大学教授無藤隆先生監修の本『しかり上手なママになる―きちんとしかれる人は子育て名人』には、『子どもがかんしゃくを起こしたときの3ステップ処方箋』として、3つの方法が示されています。

●(1)まずは子どもの嫌な気持ちを認める

**********

「すごくほしかったんだね」「食べたくなっちゃったんだね」……そんな言葉で、「無理な要求は通せないけれど、でもそういうキミの気持ちはわかるよ」ということを子どもに伝えてあげましょう。

**********

私は、上の子が「弟が急に叩いてきたからもういやだ、大嫌い」と言うときは、歳が6つも離れているのだからそれくらい気にしないで欲しいという思うこともありますが「それは嫌だよね」と、まず嫌だった気持ちを受け止めることも心がけています。

●(2)建設的なやりかたを示してあげる

**********

「つらい気持ち、わかるよ」という共感を伝えたら、次は「思い通りにならなかったとき、泣いたり騒いだりするかわりにどうしたらいいか」を具体的に示してあげます。

**********

私が主人と大事な話をしているときに限って、上の子が「お母さんが話を聞いてくれない」とかんしゃくを起こすことがよくあります。そんなときに「あなたの話を聞きたくないわけじゃない。今はちょっとお父さんと大事な話をしているから少し待ってほしい」「あと30分後になったら話が聞けるから待っていて」と話すことが多いです。

●(3)うまくできたら、しっかりほめてあげる

**********

何とか気持ちを建て直し、かんしゃくを起こさないでがんばれたら、「がんばれたね」とほめてあげたいもの。繰り返し、こうした経験を積むことで、子どもは少しずつ「自分の要求が通らないときもある」「そういうときに泣いて騒いでも得をしない」「じゃ、どうしたらいいのか」ということを理解していくはずです。

**********

褒めることで、適切な行動がわかるというのはよくあります。何度も叱るより子どものなかでの納得感が違います。子どもが成長していくと、ついできていない面の方が目につきやすいですが、できている部分をなるべく見つけて褒めることも心がけてください。

●上の子の不満は2人の時間で和らげる

また、『しかり上手なママになる―きちんとしかれる人は子育て名人』には、きょうだいのトラブルについてこういった記述もあります。

**********

上の子の不満を少しでもやわらげてあげるためには、お母さんが上の子と二人きりで過ごせる時間を確保してあげたいもの。

**********

親が思っていない部分で上の子は下の子がいることで、自分だけを見てくれる時間が少ない、構ってくれないと不満がたまっていることもあるようです。

もしご主人の都合がつくのであれば、上の子と2人きりでお出かけする、お出かけが無理なら、ご主人に下の子を見てもらって2人でお風呂に入ってゆっくりと話をすることをやってみてください。

私は上の子がかんしゃくを起こしやすいとき、主人に下の子を見てもらって、近くを2人で出かけることを心がけています。短時間でも効果的ですよ。

----------

しっかりしているように感じてまだまだ子どもの部分もある上の子。下の子だけじゃなく、あなたことを見ているよ聞いているよということが伝わると態度も変わってきます。毎日大変だと思いますが、ぜひやってみてくださいね。

【参考文献】

・『しかり上手なママになる―きちんとしかれる人は子育て名人』無藤隆・監修

●ライター/馬場じむこ(書評ブロガー)

の記事をもっとみる