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シンママはつらいよ! “子どもの教育費”の平均&お金をかけない勉強法

  • 2015.8.7
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【ママからのご相談】

小学5年生の息子と小学3年生の娘がいます。シングルマザーなので、塾などは今のところ行かせていないのですが、中学や高校になったら大学進学のために必要になるかもしれないと少し怯えています。子どもの教育費ってどれぐらいかかるものなのでしょうか。

●A. 高騰する教育費。基礎学習はインターネットを活用するのがおすすめ!

ご相談ありがとうございます。シングルマザーで在宅ワーカーの川中利恵です。

子どもの教育費は、特にひとり親家庭にとってとても頭の痛い問題ですよね。子どもの希望通りにしてあげたいと思っても、無い袖は振れない……という状況が度々あるのではないでしょうか。私も、子どもの教育費に頭を痛める親の一人です。

●中高生一人あたりの教育費、平均値は月額16,079円!

ソニー生命保険株式会社では、各家庭で実際にどれぐらい教育費がかかっているのか、家庭への負担についてアンケートを取った『子どもの教育資金と学資保険に関する調査』を、2014年より行っています。

2015年3月に発表された最新版によると、学校以外でかかっている教育費の子ども一人当たり月額平均は、小学生で11,004円。中高生になると16,079円で、受験に向けた教育費が跳ね上がるという現状が浮き彫りになりました。

とはいえ、これは平均値であるため、塾などの習い事に行かせていない、つまり教育費0円の家庭も含まれています。私の長女が通っていた塾は月平均2万円弱で、長期休暇に行われる夏期講習などは15〜6万円かかっています。

一口に学習塾といっても金額はもちろん、学習方法もさまざまなので、入塾させる場合はじっくり選んだほうがいいでしょう。

●年々圧迫している教育資金の実態が明らかに

大学入学初年次には、文系の国立大学でも年間100万円前後かかるものです。そこで同調査では、大学に進学した子どもを持つ親に対して、教育資金に関する状況や考えもアンケート調査しています。

この中で、「教育資金の負担で、日々の生活が苦しい」と答えた親は、2014年調査結果の63.6%から、2015年調査結果では65.3%と、2ポイントも増加しているという結果が出ています。また、奨学金を利用している家庭も、2014年で36%でしたが、2015年は41.1%と5%も増加していることがわかりました。

景気が良くなっているような報道もありますが、やはりそれは一部だけ。子どもが大学を卒業するまでの学費を準備したくてもできない家庭が増加し、ひとり親家庭でなくとも、庶民にとって教育費が確実に負担になっている様子が浮き彫りになっています。

●無料の塾やオンライン学習サイトを活用して!

共働き世帯でも苦しい教育費のねん出。ひとり親家庭では、余計に厳しいことは言うまでもありません。そこで最近では、経済的な問題で学習塾に通えない子どものための学習塾が各地に増えています。

ほとんどがNPOとして活動しており、いつでもどこでも入塾できるわけではないようですが、“無料塾 地域名”などで検索をして、お近くの地域に無料塾がないか、探してみてはいかがでしょうか。

また、インターネット上には、プリントアウトして使用できる教材が用意されていたり、学習方法の伝授や、各単元の解説が掲載されたりする学習支援サイトがあります。

さらにYouTubeでも、教員志望の学生がわかりやすい授業を目指して解説をする動画などが多数掲載されています。すぐに学習塾へ通わせることはできなくても、これらのサイトをフル活用すれば、少なくとも基礎的な部分は補えることができるはずです。

わが家の次女はこれらの動画を見て理科などの分からない教科を克服しているようです。

可能であれば、小学生である今のうちから勉強をする習慣をつけておくと、後々必ず有利になります。忙しいと思いますが、子どもの勉強に付き合う時間をなるべく作るといいかもしれません。

【参考リンク】

・子どもの教育資金と学資保険に関する調査 2015 | ソニー生命保険株式会社

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

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