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子どもが年賀状を書くときは? 年賀状の書き方と気をつけたいこと

  • 2021.12.21
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もうすぐお正月、今年は年賀状を子どもと一緒に書いてみてはいかがでしょうか。年賀状は、小さなお子さんでも日本の伝統文化と礼儀作法を学べる良い機会です。今回は、子どものうちに身につけておきたい年賀状の書き方と書く際の注意点をご紹介します。

年賀状とは?

そもそも、年賀状とは1年に1度、新年に送る挨拶のおたよりのことです。年賀状では、遠くに住んでいて会えない人だけでなく、普段お世話になっている身近な人にも日頃の感謝を伝えられます

子どもに年賀状ってなに? ほかのお手紙と何が違うの? と聞かれた時は、1年の始まりに送るハガキだよ、1年のお礼を伝えるんだよ、などと年齢に合わせて説明してあげましょう。

年賀はがきとは?

年賀はがきは、年賀状を書くためのハガキです。ほかのハガキと違う点は、3つあります。

1.切手

年賀状の切手は、お正月らしい絵が描かれています。年賀はがきに切手を貼る必要はありません。普通のハガキを使用する場合は、年賀切手というものを購入して貼りましょう。

2.年賀

年賀はがきには、切手の下に「年賀」という文字が書かれています。普通のハガキを年賀状として使用する場合には、お正月前に配達されないよう年賀の文字を必ず赤字で書き入れましょう。

3.お年玉くじ

年賀状を受け取った人へのお楽しみに、年賀はがきにはお年玉くじがついています。当選番号は、ホームページで簡単に調べられます。

年賀はがきには、裏面が真っ白なものともともと絵が描かれているものがあります。子どもが好きなキャラクターものの年賀はがきもあるので、探してみましょう。2022年用には人気アニメ『鬼滅の刃』の年賀ハガキも発売されています。(参考にhttps://www.shop.post.japanpost.jp/shop/contents/kimetsu_nenga.aspx)

【基本】年賀状の書き方

それでは、年賀状の書き方を確認しましょう。今回は、年賀状のルールである「賀詞・本文・結び・年号」を子どもにもわかりやすい小学校の作文作成の際に用いられる言葉「はじめ・なか・おわり」で説明します。年賀はがきの裏面に、右から、〜の順番で書いていきましょう。

はじめ(賀詞)

はじめの言葉は「あけましておめでとうございます」などです。賀詞は、年賀状に限らずに使われるお祝いの言葉です。まずは、ひらがなでも簡単に書ける「あけましておめでとうございます」という文字をお子さんと書いてみましょう。はじめの言葉は、少し大きめに書くことも教えてあげましょう。

なか(本文)

なか(本文)は、大人の場合は「旧年中はお世話になりました」などと書くところです。子どもが書く際は、来年がんばりたいことや目標、伝えたいことなどを送る相手に合わせて書きましょう。

おわり(結び)

自分の気持ちを伝えたら、おわりに「ことしもよろしくおねがいします」と書きましょう。親しい友人などであれば「ことしもなかよくしてね」など敬語でなくても大丈夫です。

年号・自分の名前を書く

年賀はがきの右からはじめなかおわりを書いたら、一番左には年号自分の名前を書きます。「れいわ4ねん がんたん 」と書きましょう。

絵を描く

絵を描く場合は、干支やお正月にまつわるものを書いてみましょう。

子どもが年賀状を書くときに気をつけたいこと4つ

年賀状を書くときは、いくつか気をつけておきたいこともあります。

1.「昨年」「旧年」という言葉を使う

去年という言葉は「去」という文字が縁起が悪いとされるため、年賀状では使用しません。「去年も」ではなく「昨年もおせわになりました」などと書きましょう。

2.「今年もよろしくおねがいします」と書く

年賀状を書くのは、新年を迎える前のため、「来年もよろしくおねがいします」と書いてしまう子どももいます。年賀状を受け取る相手は1月1日に見るから「今年も」と書くということを教えましょう。

3.間違えても二重線や修正ペンで消すのはNG

表書きは、子どもが書き慣れないため間違えてしまうこともあると思いますが、二重線で消したり修正ペンで消したりすることはNGです。特に名前に関しては人の顔と同じであるため、お子さんが書けない場合は親御さんが代わりに書いてあげましょう。

4.先生に出す場合は、宛名は「先生」、丁寧語で書く

年賀状を先生など目上の人に出す場合は、「です・ます」の丁寧語で書きます。また、先生に出す場合は「様」ではなく「先生」と書いて送りましょう。

子どもと年賀状を書いてみよう

お正月に向けて年賀状を書くことで、1年を振り返りながら感謝し、新しい年が訪れることが喜ばしいことだと知ることができます。また、正月にまつわる十二支への興味関心も深まるでしょう。ぜひ、子どもと一緒に1年に1度しかない年賀状を書いて良い新年を迎えましょう。

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