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華やいできたパリで、ノエルのアペリティフを愉しむ!

  • 2021.12.19
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シャンゼリゼのイルミネーションが始まってから、ノエルのパリは一層華やいできました。街の中のクラシカルなパッサージュや広場のデコレーションも、いつもながら美しい。

ギャラリーヴィヴィエンヌには、有名なワインショップやおもちゃ屋などがあって、この時季のウインドウがさらに素敵。

学生だった時に初めてパリを訪れたのは、ちょうどノエルの頃。いまなおここで健在の古本屋で見つけた手描きのシャンパーニュ王の絵は、30年以上家の居間に飾っています。変わらぬものがずっと残り続けているのがフランスの好きなところ。

ギャラリーヴィヴィエンヌからパレロワイヤルに続く小さなパッサージュ。

少し歩いて、ヴァンドーム広場へ。

ラグジュアリーなツリーも毎年の楽しみ。

ここオテルリッツが舞台になったオードリー・ヘプバーンの映画『昼下がりの情事』を思い出す。

さて、今日はノエルのアペリティフの定番、Blinis(ブリニ)をご紹介。元々は、ロシアの小さなパンケーキで、ウォッカを飲みながら、キャビアとサワークリームをのせていただくもの。

イクラやハム、クリームチーズなど、トッピングの具材は好きなものをのせてたのしみましょう。

もちろんシャンパーニュと一緒に!!

スモークサーモンとレモンバターのブリニBlinis maison, saumon fumé et beurre au citron

<材料約25枚分>*ブリニ生地薄力粉100gベーキングパウダー小さじ1卵1個塩小さじ1/4植物油20㎖牛乳(または豆乳)150㎖

*レモンバター塩バター80gレモンまたは柚子(無農薬)の皮すりおろし1/2個分ピーマンエスプレット小さじ1/4

*トッピングスモークサーモン4枚ザクロの実適量ケッパー適量ハーブ少々レモンの皮千切り少々ニンジン少々

<作り方>1.ボールの中に薄力粉とベーキングパウダーを合わせて振るっておく。2.別のボールに卵と塩、植物油を入れて泡だて器でよく混ぜたものを1の中心から少しずつ注ぎながら混ぜる。3.中火で温めたテフロン加工のフライパンに大さじ1杯ほど生地を流し(引っ付きそうな場合は薄く油を塗る)直径約6cmくらいの大きさにして焼く。表面にポツポツと気泡が出てきたら、裏返して2分ほど焼いて取り出す。これを生地がなくなるまで繰り返す。4.*レモンバター室温に戻して柔らかくなった塩バターにレモンの皮とピーマンエスプレットを入れて、なめらかになるまでヘラで混ぜる。5.*トッピングスモークサーモンを2㎝の短冊に切り分ける。にんじんを薄切りにして、あれば星型に抜く。ザクロの実を取り出す。レモンの皮を剥いて千切りに。6.レモンバターとトッピングで、二種類のブリニを。ひとつはレモンバターを厚めに塗り、ザクロ、ハーブ、ニンジン。もうひとつは、レモンバターを薄めに塗り、スモークサーモン、ケッパー、レモンの皮、ハーブをのせて完成。

※ピーマンエスプレットとは、バスク地方エスプレット村で作られている赤トウガラシの粉。代わりに一味唐辛子か黒粒コショウを挽いたものでもOK。

※ レモンバターが余ったら、パスタに使ったり、薄切りバゲットに塗って焼くとおいしいおつまみに。

今年もお読みいただきありがとうございました。まだまだ心配事が尽きない不安な世の中ですが、おうちで暖かくしてすてきなノエルや年末年始が過ごせますよう、パリからお祈りしております!

今年は、こんなのを飾ってみました。

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