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「恥ずかしい…」 ホットフラッシュが来ても慌てない!少しの工夫でやり過ごせた方法とは【体験談】

  • 2021.12.19

時間や場所を問わずに急に暑くてたまらなくなるホットフラッシュ。少しの工夫でやり過ごすことができたある方法を紹介します。私が閉経したのは50歳。やたらと暑いと感じるようになりました。 私の身近には、更年期によく「暑い」「汗が出る」と訴えていた人がいたのを思い出して、自分も更年期特有の症状が出ているのではないかと思うようになりました。

大したことじゃなかった!?悩んでいた汗の症状

考えてみると、私は閉経する直前から精神的に不安定になるとやたらと暑くなり、汗をかくことがありました。特に顔に多く汗をかくので、人に変に思われたらどうしよう、恥ずかしいなどと悩み、パート先でも人と接するのが嫌になったこともありました。昔実家の母は、真冬の通勤電車で汗をかくのが恥ずかしいと言っていました。やはり周りの人に怪しまれていると感じていたようです。当時は考え過ぎだと思いましたが、自分が当事者になると恥ずかしさはよくわかります。

暑くなって汗をかいたところで、誰かに迷惑をかけるわけではありませんが、私はたとえ真夏でも自分だけが大汗をかくのが恥ずかしかったです。恥ずかしく思うほど体はほてり、余計に汗をかくようになりました。恥ずかしさのあまり、一時は人前で汗を拭けませんでした。 でも、汗をかいたのを放っておくと体が冷えて、あとからもっと不快な思いを経験しました。困った私は、思い切って自分から「急に汗が出るようになって困っているんだ」などと、周りの人たちに話してみました。皆に「そんなことは気にしないで」と温かい言葉をかけてもらい、それからはオープンにできるようになりました。結果的には汗も堂々と拭けるようになりました。

原因不明の症状!実はホットフラッシュだった

母を見ていた私は、体がほてり汗をかくのは更年期特有の症状だろうと予想していましたが、ホットフラッシュという言葉自体はネットで知りました。更年期ではポピュラーな症状で、決して自分だけではないとわかり、気持ちが軽くなるのを感じました。 ほかにも同じ思いをしている人がたくさんいるとわかったおかげで、それほど深刻にならずに済みました。急に暑くなって汗をかいても、周りの目を気にして余計に状態が悪くなることがとても少なくなりました。

そして、私は閉経前に生理不順があり、いつ生理が来るのかわからない状態が続いていました。不安だった私は診察をしてもらいました。医師には「順調に閉経に向かっていますよ。あと、1年か2年で閉経でしょう」と言われました。そのときに閉経の前後5年、計10年を更年期と呼ぶことも教えてもらいました。 自分はまさに更年期の真っ只中にいるのだとよく理解できました。ホットフラッシュについても、決して悪い病気ではないという裏付けができたので、とても安心できました。

私が実践したのは誰でも簡単にできる対処法

私の場合、少し年上の友人や実家の母から、更年期に出てくる悩みについて体験談を聞くことはとても有意義でした。自分も更年期を乗り越えられるという前向きな気分になれたのです。私は話を聞いてもらうだけでも気分が軽くなったので、自分から更年期についての話をするようにしていました。

このときに腹式呼吸が良いということも教えてもらいました。 これは実際にホットフラッシュの症状が出てしまったときにおこないました。腹式呼吸をすることで心が落ち着き、焦ってさらに体がほてり、汗をかいてしまうという悪循環が断ち切れました。息を吸ったときにおなかが膨らみ、吐き切ったときにおなかがへこめば腹式呼吸ができているそうです。腹式呼吸をおこなうことに意識が向かうと、ホットフラッシュを意識しなくなるという効果もありました。

私は母にすすめられて、市販の漢方薬も服用しました。自分は薬を服用しているという安心感につながって、ホットフラッシュの症状を気にしないように。体調も良くなるので、長い目で見ると更年期の悩みが気にならなくなりました。

まとめ

更年期に急に暑くなり、汗をかくことがあると知ってはいましたが、私はそれを特別なことのように思っていました。自分にその症状が出ても、最初は更年期と結び付けて考えませんでした。 でも、年上の女性たちから体験談を聞くうちに、ホットフラッシュは特別なことではないとわかり、受け入れる心の準備ができました。そのとき教わった腹式呼吸も半信半疑で始めましたが、私には合っていました。だから5年以上も続いているのでしょう。

医師の診察を受けたことで、自分は更年期に突入しているのだと認められたこともよかったと思います。 早いもので閉経から今年で5年目です。私を診察してくれた医師の言う通りなら、もうすぐ更年期が終わりになります。小さなことの積み重ねで、なんとか乗り切れるものだなと実感しています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!


著者:ゆみこ

20年以上専業主婦をしており、成人した娘が2人。5年ほど前から、体のお悩みがいろいろと出て来るようになったが、自分なりにうまくやり過ごしている。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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