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<難読漢字>え~分からない!【釁】これ読めたらスゴい!

  • 2021.12.19
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画数が多すぎて潰れてしまっている「釁」という漢字。 見るからに難読漢字のニオイがプンプンしてきますね。 いったい、何と読むのか見ていきましょう!

(1)「釁」の読み方

漢字検定1級の問題に出てきそうなほど難しすぎる「釁」。 これが読めるあなたは、漢字のエキスパートといってもいいくらいでしょう。 音読みと訓読みで読み方が異なり、音読みであれば「きん」、訓読みであれば「ちぬる」です。 「釁」は、漢字の見た目も読み方も難しいことがわかりますね。 (『広辞苑』より)

(2)「釁」とはそもそもどういう意味?

日常生活では無縁の「釁」ですが、そもそもどういう意味があるのでしょうか。 「釁」には3つの意味があります。 犠牲の血を器物に塗って神を祀る、ちぬる、血祭という意味。 すき間、割れ目、仲たがい、不和という意味。 欠点、きずといった、あまりいい意味としては使われない漢字という印象です。 意味の中で、犠牲(いけにえ)の血を器物に塗って神を祀るのは中国であった儀式です。 犠牲を殺し、その血を器物、もしくは鼓などに塗って軍神を祭っていました。 その血を塗ることから「ちぬる(釁るや血塗る)」という言葉が生まれました。 (『広辞苑』より)

(3)「釁」の成り立ち

「釁」は、複数の文字を組み合わせた会意文字のひとつです。 潰れていて読みにくいですが、さまざまな漢字から成り立っています。 釁の上の部分は、「爨」を省略したものであり、下の部分は「酉」と「分」より構成。 器に分けられた血を入れ、清め祀るということが、この漢字1文字で表現されています。 また、酉は酒壺をあらわす、分は割れ目ということから、すき間、割れ目という表現も。 怖い漢字ではあるものの、これだけで意味が伝わっています。 (『広辞苑』より)

(4)「釁」が入った言葉

普段では見ることがない「釁」ですが、「釁」を使った言葉があるので紹介しますね。 釁隙(きんげき)、釁端(きんたん)、瑕釁(かきん)です。 釁隙・釁端ともに意味は、すき間、割れ目、仲たがい、不和。 瑕釁の意味は、欠点です。 (『広辞苑』より) 漢字のレベルが高すぎる「釁」。 しかし、意味を知ると非常に怖い背景のある漢字だということがわかりましたね。 難しいうえ、怖いとなるとある意味、無敵な漢字なのかもしれません。 (恋愛jp編集部)

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