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読めそうで読めない!【愛しむ】「いとしむ」ではないですよ!

  • 2021.12.18

見た感じで読めそうな漢字の中には、読むのが難しい漢字もあるでしょう。 今回の「愛しむ」も、読めそうで意外に難しい読み方をする漢字のひとつ。 果たして何と読むのか、さっそく見ていきましょう。

(1)「愛しむ」の読み方はじつは多い!?

「いとしむ」と最初に読んだあなた、それも正解です。 しかし、今回はその読み方ではなく違う読み方で読んでみてください。 ヒントは、名残惜しく思うときに使う言葉と同じ読み方です。 「愛しむ」は「おしむ」と読みます。 「愛しむ」だけでも「おしむ」「いとしむ」ですが、もうひとつあり「いつくしむ」に。 ひとつの漢字で3つの読み方をすることができます。 (『広辞苑』より)

(2)「愛しむ」は惜しむと同じ意味

「愛しむ」の意味も読み方同様、さまざまな意味をもっています。 手放さなければならないものに対し、捨てがたい・愛着をもつ・名残惜しく思うという意味。 いつくしむ、深く愛でる、いつくしむという意味。 金品を費やしたり、労力をかけたりすることをもったいないと思う、物惜しみする、出し惜しむという意味。 大事にする、尊重するという意味になります。 (『広辞苑』より)

(3)「愛しむ」と「惜しむ」にも違いがある

「愛しむ」も「惜しむ」も、広辞苑では同じ扱いをしています。 しかし、同じ意味をもっていても漢字が違えば違うところもあるでしょう。 “愛”がついている分、愛情や愛着に対しては惜しむより強いです。 そのため、意味の中で使い分けるなら「手放さなければならないものに対して愛着をもつ、いつくしむ、深く愛でる」といったところになります。 つまりその対象に対して、どのくらい思い入れがあるかどうかです。 名残惜しいと軽く思う程度なら「惜しむ」、わかってはいるけれど捨てづらいなら「愛しむ」。 このような感じで使い分けてみるといいでしょう。 (『広辞苑』より) 「いとしむ」をはじめ、「いつくしむ」「おしむ」と読む「愛しむ」。 「愛」が入るだけで、温かみをもつ意味合いになるのはなんだか素敵ですね♪ 送り仮名によって「愛」も変化するので、ほかにどんなものがあるのか見てみてください。 (恋愛jp編集部)

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