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スパピザ・トルコライス…横浜でしか味わえない老舗の洋食メニュー

  • 2021.12.17

横浜には、横浜が発祥とされる“横浜ことはじめ”としてさまざまなものがありますが、“洋食”もその中の一つ。今回は“ココでしか食べられない”横浜の老舗洋食メニュー3つを紹介します。

●【ホフブロウ】港町ヨコハマに船員が通った老舗の「スパピザ」

出典:シティリビングWeb

モダンな雰囲気漂う黄色の看板

現在は神奈川県民ホールの裏にある「THE HOF BLOW(ホフブロウ)」。横浜港に着岸した外国船の船員たちが足しげく通ったというレストランパブです。

出典:シティリビングWeb

シーフードグラタンやナポリタンなどのメニューも

外観のステンドグラスや味のある看板、店内は船内を思わせるような雰囲気に、「港町にいるのだな」という気分になれます。

出典:シティリビングWeb

「スパピザ」(ランチタイムは1,100円、ディナータイムは1,650円)※ランチはスープ、サラダ付き

看板メニューは「スパピザ」。ピザ生地の代わりにスパゲティを使った料理です。スパゲティは、ひき肉、ピーマン、タマネギが入ったトマトベース。その上にエビ、チーズをたっぷりかけて焼き上げてあります。このメニュー、ありそうでどこにもない、唯一無二の食べ物かも?

熱々の鉄板で提供される「スパピザ」には、もんじゃ焼きで使うコテが付いています。このコテを使って、鉄板に焼き付いたチーズをこそげ取り、パクリ。香ばしいチーズの風味が鼻を抜けていきます。

出典:シティリビングWeb

コテで持ち上げると中からスパゲティが!

スパゲティは細めの麺で、鉄板に近い部分はカリッとした食感。チーズと一緒に食べれば、ミックスピザを食べているような感覚に。ピザのような味わいなので、ペッパーソースもよく合います。けっこうなボリュームかと思いましたが、思いのほかペロリでした。

●【洋食キムラ】野毛にたたずむ老舗洋食店のハンバーグ

出典:シティリビングWeb

カッパのようなロゴマークがキュート

今やさまざまな飲み屋さんが立ち並ぶ横浜・野毛。その一角にたたずむ老舗洋食店の1つが「洋食キムラ」。昭和13年に開業し、日本人に合った洋食の味を提供し続けています。

出典:シティリビングWeb

「ハンバーグステーキ」1,450円(パンまたはライス、プチサラダ付き)

人気は「ハンバーグセット」。貝殻型の鉄板に大ぶりのハンバーグにたっぷりかかった自慢のデミグラスソース、傍らに生卵がトッピングされています。この生卵、真珠をイメージしているのだとか。

出典:シティリビングWeb

ナイフがなくてもふわりと切れるハンバーグ

ナイフを入れると、ふんわりとした切り心地。食べてみると、口の中でとろけてしまいそうなくらいの食感です。デミグラスソース”は濃いめの色合いですが、フルーティーな風味でハンバーグを包み込んでいます。卵は鉄板の熱さで段々と固まってくるので、好みのタイミングでくずして食べます。黄身とからめれば、デミグラスソースがさらにまろやかな口当たりになり、ナイフが止まりません。

出典:シティリビングWeb

このパンはハマるかも!

パンまたはライスがつくのですが、ここではだんぜんパン! クロワッサンのような形のロールパンで、中にバターが塗られています。外は程よくカリッと、中はふんわり。デミグラスソースをしっかりつけて食べれば、最後まできれいに食べることができました。

ほかにも自慢のビーフシチューなどもあるので、次こそは! と思いつつ、またハンバーグをオーダーしてしまいそうです。

●【レストランミツワグリル】長崎のB級グルメとは違う「トルコライス」

出典:シティリビングWeb

ちょっぴり愛嬌(あいきょう)のある看板

京浜急行線「日ノ出町」駅前の交差点を渡ったところにある「レストランミツワグリル」。飾らない、まさに“町の洋食屋さん”です。メニューも豊富で、ランチタイムに登場する「Aランチ」「Bランチ」は、ハンバーグやポークピカタ、チキンカツなど、人気のメニューがミックスされたひと皿です。

出典:シティリビングWeb

店名のフォントも昔チック

ここで気になるメニューが「トルコライス」。「トルコライス」といえば、長崎のB級グルメとして知られているネーミングですが、こちらの「トルコライス」はソレとは違います。

出典:シティリビングWeb

「トルコライス」740円

登場した「トルコライス」は、たっぷりのケチャップライスの上にとんかつ、千切りキャベツが添えられたシンプルなもの。キチンと炒められたケチャップライスは甘くてほのかな酸味。タマネギのうま味が合わさり、いつまでも食べていたい味わいです。

出典:シティリビングWeb

このカツがとにかくサクサクで中は柔らかい!

とんかつは薄いものの、柔らかくて肉のうま味もたっぷり。サクサクに揚がった衣もいいあんばい。千切りキャベツがあるのも、なんとなく“罪悪感”をやわらげてくれます。近所の人たちがフラリと寄って、サクッと食べていく雰囲気が良く、長く続いている理由なのかなと思いました。

老舗洋食店の魅力は、懐かしい味わいとその店が持つ雰囲気。ほかにも探せば、“横浜でしか味わえない洋食”があるはず。洋食店の看板を見つけたら、メニューをじっくりチェックしてみてはいかがでしょう。

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