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「ラーメン厚木家☆ネギチャーシューメン」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第七十四回】

  • 2021.12.16
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みなさまこんにちは! 御覧いただいてありがとうございます♪

出かけた先で「何を食べよう」という展開になったとき マネージャーさんをはじめ、この連載を知ってくれているお友達から 私への気遣いでたいてい「ラーメンにする?」と言ってもらえるこの ありがたさ。 本当に感謝。

この日もお友達からそう声をかけてもらった場所は 「厚木」でした。お言葉に甘えて 「厚木ならではの一杯が食べたい!」 その場で検索して(本当に便利な世の中よね) たどりついた厚木のラーメン屋さんが、その名もズバリ

「ラーメン厚木家☆ネギチャーシューメン」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第七十四回】の画像1

ラーメン厚木家。笑 間違いない厚木感!

「家」とつくからには 「家系」のラーメンなんだろうなぁ♪

「ラーメン厚木家☆ネギチャーシューメン」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第七十四回】の画像2

「お客様は我が家の師なり」 入り口からの言葉がすでに熱い

店内に入ると壁一面に、おそらく各「家系」で 店員さんが着用しているユニフォームなのでしょう、 「吉村系直径 総本山」という文字を筆頭に 「はじめ家」「杉田家」「末廣家」・・ どこまで「家」があるんだろう!

その中での今回の「厚木家」の ユニフォームカラーは真っ赤でした。

・・という写真がなぜないのかというと なんと! 写真を撮ってはいけなかったから!

どうしたことでしょう。勝手に来といてなんですが いちおコレ取材なのに笑 写真NGな理由は、ラーメンが着丼しても 写真ばかり撮っているとラーメンの進みが遅くなり 待っている方に影響がおよぶことを防ぐためだとか。

なるほど、人気店による工夫であり配慮なのですね。 あまりに私が驚いて動揺していたからでしょうか、 「2枚までならいいですよ」と言っていただけた! 待ち人ゼロだったこともあったからかな。 ありがとうございます! 渾身の2枚にします!

今回はラーメン天国初の 「2枚だけ」で表現するという いわば、チャレンジ会です♪笑

券売機の前にはいくつものメニュー。 その中でも「ドドーン」と感の強い、 「農家直送深谷ネギ」 「ネギ好きにはたまらない!!」 ネギチャーシューメン、というものにしました!

お値段950円。おそらく、オーソドックスなものであろう 「ラーメン 厚木家」は700円。 +250円でネギとチャーシューが 追加される一杯ということか。 さらにそこに「中盛り 120円増し」「大盛り 260円増し」と続く。 家系ラーメンのイメージは「ボリューム祭り」! ほんの数百円で量が足されるのは魅力的なことですが 家系にいたっては「むやみに増してはならない」のが 私の中での経験に基づく、教訓です。それを思うと すでにラーメンに「プラスα」しちゃってる 「ネギチャーシューメン」で大丈夫か?

やってきました。ほらーーー! だから言わんこっちゃナイ! の大盛り笑

シャッターチャンスはたった「2枚」!

このボリューム感をお伝えするには 上からがいいか? 横からにするか?

ラーメンを前にまず、オロオロ笑

あまりにアングルを探ってたらもう1回 「写真は・・」と念を押されましたが わかってます、だから渾身なんです!

「ラーメン厚木家☆ネギチャーシューメン」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第七十四回】の画像3

どうですかー? 伝わりますか? この 素晴らしき、盛りすぎ! 笑

お昼を食べ損ねて時間は夕方近く。 ハラペコではあるけれど・・この ネギ山を平らにならすことはできるのか?

お友達は「上」から撮ってくれました。 手分けして、協力して。 なんて必死な撮影!

ラーメン写真に正解も不正解もありませんが ネギ山の頂をお伝えするには、おそらく

「ラーメン厚木家☆ネギチャーシューメン」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第七十四回】の画像4

「横から」が正解。笑

↑「上から」ではピンとこないけど 目の前にそびえ立っているのはネギの山!

果敢に挑んだ。うん、シャキシャキおいしい! クチの中いっぱいにネギ。そしてチャーシュー。 肉厚感がありながら、ネギに合わせて細切りにカットされているので いっしょに食べやすい。が・・

なくならない。笑 麺までなかなか 届かない・・!

シャモシャモとネギを食べ続け ラーメンを食べにきた実感は しばらく湧かず・・!

と、ついにネギ山を奥山が制すー!

そしてこのタイミングで! 2枚目にして ラストチャンスの写真を撮りました!

「ラーメン厚木家☆ネギチャーシューメン」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第七十四回】の画像5

「ネギと麺とチャーシュー」が三位一体となった姿ー!

ここまで到達するまで、だーいぶ食べたけどね。笑

御覧のとおり、麺は中太。モチッとした噛みごたえ♪ スープは「ガッツリ」の豚骨醤油スープです。 座ったのはカウンター席で、ガラス越しに 真っ赤な家系Tシャツをまとった店員さんが 巨大な寸胴鍋のスープを全身の力でかき混ぜていた。 カラダの大きなお兄さんがとにかく必死の形相で・・

作り手も食べる側も気合い100%で挑む。 「本気と書いてマジ」と読む。 それこそが家系・・ !

残さずすべて おいしくいただきました。満足感!

今、この一杯を思い出しながら 原稿を書いていますが 「思い出しネギ」で今、 クチの中がネギの香りでいっぱい。 「戻りネギ」現象まで起こるなんて

私はこの日、どんだけネギをいただいたんだろう!

「ラーメン厚木家☆ネギチャーシューメン」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第七十四回】の画像6

力強い看板にまでパワーを感じる。

ごちそうサマでしたー!

「ラーメン厚木家☆ネギチャーシューメン」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第七十四回】の画像7
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