意外と読めない？！【滑る】「すべる」以外の読み方知ってる？

ほとんどの人が【滑る】を「すべる」と読むでしょう。 「すべる」という読み方も正しいですが、もうひとつの読み方が今回の問題です。 あなたは、もうひとつの「滑る」の読み方をご存じでしょうか。

（1）「すべる」以外の読み方をする「滑る」

もうひとつの読み方は、カタカナであらわされることが多いです。 そのため、この漢字であることに少し驚くかもしれません。 ヒントは、水まわりによく起こる嫌なやつです。 もうひとつの読み方は「ぬめる」になります。 「ぬめる」もすべると同じ漢字ですよ。 ヌメッとした、ヌメりなど漢字であらわすと、滑っとした、滑りと表記します。 ちなみに、「なめる」とも読みますよ。 （『広辞苑』より）

（2）「滑る」とはどのような状態？

滑るとは、「なめらかで滑る。ぬらぬらする」といった状態をさします。 「ぬらぬら」をより詳しく見ていきます。 滑りそうになめらかで、ぬめりのあるさま。ぬるぬるという状態です。 触らなくても、凹凸がなくなめらかであることは見るだけでもわかるでしょう……。 滑るには、ほかにも意味があり、「なまめく。ぬかす。」「浮かれる」。 中には、浄瑠璃作者が文章に縁語を多く連ねることを滑るというそうです。 （『広辞苑』より）

（3）「滑る」原因とは？

水の関連することによく発生する滑る現象ですが、なぜ起こるのでしょうか。 少し滑るに対しての雑学をご紹介します。 ご存じのとおり、滑る場所はつねに水がある場所です。 流れている水は滑ることはないものの、止まっている水は細菌が繁殖しやすい環境に。 そこに留まった細菌は汚れをエサに増殖し、細菌が出す分泌物によって滑るのです。 滑らないようにするには、キレイにすることが不可欠になります。 そして、黒ずんだような滑りはカビが原因です。 （『広辞苑』より） 漢字は同じですが、さまざまな読み方ができる「滑る」。 読み方は違えど、「滑」があることで共通した意味を持っています。 嫌な気持ちにする「滑る」ですが、なるべく発生させないためにも対策を取ってみてくださいね！ （恋愛jp編集部）