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「気遣い」と「心遣い」は別の意味?「気配り」「心配り」ともまた意味合いは異なる?

  • 2021.12.15

気や心を相手に向けることを「気遣い」や「心遣い」と表現します。 両者は同一の意味もしくは似ている言葉とされる事もありますが、実は別物です。

「気配り」「心配り」といった似通った表現もありますが、こちらともまた違う使い方をする言葉となります。

そこでここでは「気遣い」と「心遣い」という2つの表現の違いについて解説します。

似ているようで違う「気遣い」と「心遣い」

 

「気遣い」と「心遣い」は似ているようで違ってきます。 ここでは、まずそれぞれが指すものについて見ていきましょう。

「気遣い」とは

「気遣い」は、あれこれと気を使うことです。 また、よくないことが起こることへの警戒や懸念を指すこともあります。

相手への言動に神経を使うことをあらわした表現です。 特定の相手に発言したり行動したりする際、神経を使うことを「気遣い」と表現します。

「心遣い」とは

「心遣い」は、あれこれと気を配ることを言います。 良いと思ってもらえるように配慮することも意味します。 ちなみに、ご祝儀など何かを贈ることを指すこともあります。

心から相手のことを思いやって出る言動となります。 決められているからやるのではなく、自分がやってあげたいと思うので行うことを「心遣い」と表現します。

「気遣い」と「心遣い」の使い分け

「気遣い」と「心遣い」は、神経を使う度合いで使い分けることができます。 どちらを使えばいいのか迷ったら、多くの場合「気遣い」を使っていれば問題はありません。

しかし、非常に神経を使う人の場合は「心遣い」となります。

「気遣い」と「心遣い」の範疇 ・気遣い:一定のマナーやルールの範疇にある言動 ・心遣い:マニュアルの範疇を凌駕した言動

「気遣い」は気にかけることで「心遣い」は心を込めることとなります。 これらは似ているようで違うので、上手に使い分けましょう。

他にもある「気遣い」と「心遣い」の使い方

 

「気遣い」「心遣い」は状況によっても用い方が異なります。 ここからは他の用途についても見ていきましょう。

「構わないで大丈夫です」の意味で使うなら・・・

「気遣い」と「心遣い」は状況によって使用が適さなくなることもあります。 例えば「お気遣いなく」とはよく表現するのですが、「お心遣いなく」という表現がされる事はまずありません。

「自分の事は気にかけないでください」という意味合いで用いる場合は、気を配ることを意味する「気遣い」を用いるので「お気遣いなく」となります。

お祝いを形にすると

お祝いに関しては、「気遣い」より「心遣い」を用いることが多いです。

例えば、結婚式などのご祝儀は「心遣い」とも表現されます。 贈り物となると心が込められているので「心遣い」を用いる表現となるわけですね。

「気配り」や「心配り」との違い

 

最後に「気配り」「心配り」との違いも見ておきましょう。

「気配り」との違い

「気配り」は、あれこれと気を配ることです。 また、抜かりがないよう注意することなども指します。

ここれから起こることに対して使われます。 「気遣い」や「心遣い」は現在の状況に対して用いるので、その点が大きな違いとなるでしょう。

「心配り」との違い

「心配り」は、あちこち細かい点にまで注意を払うことです。 特に周囲に神経を尖らせて適宜対応していくことを表現しています。

これは、真心を込めたいわゆる神対応などを指す場合が多いです。

まとめ

「気遣い」も「心遣い」も相手に対して親切にすることに対して用いる表現です。

「気遣い」は気を使うこと全般を指し、「心遣い」は心が込められていることをあらわします。 この若干の違いが、対応に大きな違いを生んでいくわけです。

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