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かつて天才子役だったユ・スンホは今や時代劇の若きエースだ!

  • 2021.12.12

これまで数々の歴史ドラマでも活躍してきたユ・スンホが、KBSの新しい時代劇『花咲けば月想う』(原題)で主役を務める。

このドラマは朝鮮王朝で禁酒令が実施された時期を舞台にしており、ユニークな設定でユ・スンホの多様な演技が披露されていく。

この「ユニークな設定」といえば、真っ先に思い出すのが『仮面の王 イ・ソン』だ。このドラマも実に変わった設定だった。

なにしろ、生まれたときから仮面をかぶることを強制された世子が主人公になっていて、ユ・スンホが凛々しく主演していた。

それにしても、なぜ世子は仮面を強制されたのか。そこが、『仮面の王 イ・ソン』のキーポイントだった。

結論から言えば、国王が「辺首会(ピョンスフェ)」という秘密結社に弱みを握られてしまい、水の管理という全権を譲り渡すことで、世子の命を保証してもらったのだ。

そのために、世子は素顔を出せなくなり、仮面をかぶることを余儀なくされたのであった。

ユ・スンホ
使命感があふれる多様な演技

しかし、成長していくと、世子はそんな理不尽なことに耐えられなくなってくる。そして、自らの運命を縛る「辺首会」の壊滅をめざしていく。『仮面の王 イ・ソン』はそんなストーリーだった。

このドラマで堂々たる主役を演じたユ・スンホは、かつて正真正銘の天才子役だった。なにしろ、『太王四神記』『王と私』『善徳女王』といった傑作時代劇などで大人顔向けの演技を見せていた。

そして、大人の俳優としても成長した姿を存分に披露していた。そんなユ・スンホは『仮面の王 イ・ソン』で演じた役についてこう語っていた。

「私が扮した世子は、仮面をかぶらなければならないので、どうしても絶望感を持って生きていましたが、その理由がわかってからは、絶対に民のための国王になるという強い決心をしていきます。そんな世子を一生懸命に演じます」

本当に、主役にふさわしい言葉で頼もしい。

今度の新しい時代劇『花咲けば月想う』でも、ユ・スンホの使命感があふれる多様な演技が存分に見られることだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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