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年末ジャンボ発売「宝くじ」抽せんは公開が原則?会場で当たり出たことも?

  • 2021.12.12
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年末ジャンボ宝くじを買い求める人たち(2021年11月、時事)
年末ジャンボ宝くじを買い求める人たち(2021年11月、時事)

大みそかに抽せんが行われる「年末ジャンボ宝くじ」が販売中です。1等7億円、前後賞を合わせると最高10億円が当たる宝くじですが、その抽せん会が大みそかに中継される様子をテレビで見た記憶がある人もいると思います。宝くじの抽せんは年末ジャンボ以外も、公開で行われるのでしょうか。また、抽せん会場にいる人が「当たった!」というケースはあるのでしょうか。宝くじの抽せん会について、みずほ銀行宝くじ部の担当者に聞きました。

時代とともに手動から電動へ

Q.年末ジャンボ宝くじの抽せん会は公開で行われるとのことですが、宝くじは一般的に、公開で抽せんされるのでしょうか。

担当者「宝くじの抽せんは厳正・公正に行われています。当せんは抽せんによって決定されますが、抽せんの公正を担保するため、必ず、立会人が抽せん会場に立ち会って、その下で公開で実施しています」

Q.抽せんはどのように行われるのでしょうか。ルーレットのような機械をテレビ中継で見たことがありますが、昔は手で回していたのでしょうか。

担当者「宝くじの種類によって異なりますが、年末ジャンボなどの宝くじは『電動風車型抽せん機』『ジャンボ抽せん機』などを使用して、等級が下位のもの(当せん金の低いもの)から抽せんしていきます。各等級の条件ごとに、例えば、下1桁だと1台の抽せん機を使用、下2桁の抽せんの場合は2台の抽せん機を使用して、当せん番号を決めていきます。時代の推移に応じて、抽せん機は『箱型』などから『風車型』に、また、手動式から電動式に変わりました」

Q.抽せんをする(ボタンを押す)のはどなたでしょうか。

担当者「今回の年末ジャンボの抽せんでは、抽せんアシスタントの人に矢のセットをしてもらい、発射ボタンを押していただきます」

Q.ネット上では「不正ができてしまうのでは?」「当せん番号が決まっているのでは?」といった疑問の声もあります。

担当者「そのようなことはございません。宝くじの抽せんは厳正・公正に行われています。当せんは抽せんにより決定されますが、抽せんの公正を担保するため、先ほど述べたように、必ず、立会人が現場に立ち会った上で公開で実施しています。また、各抽せん機について、いわゆる『出目』に偏りがないことを定期的に検証しています」

Q.抽せんは1等だけでなく、下位の方も含めて、全部を公開しているのでしょうか。

担当者「テレビの中継などでは、1等の抽せん部分のみ放映されることもあるようですが、抽せん会場では、すべての等級の抽せんを等級が下位のもの(当せん金の低いもの)から公開で実施しています」

Q.抽せん会場には、宝くじを買っていない人も入れるのでしょうか。

担当者「抽せんはすべて公開で行われていますので、宝くじを買われた人も買われていない人も、どなたでもご覧いただけます。アトラクションがついている場合などは、会場の客席数に応じ、入場人数に制限がある場合もあります」

Q.抽せん会場で「(その宝くじが)当たった!」という人が出たことは過去にあるのでしょうか。

担当者「過去には、そのような人もおられたようです。下位の等級については、当せんの確率も高くなっていますので。なお、宝くじが誕生した初期の頃は、抽せんアシスタントの人が1等に当せんしたということもあったようです」

Q.コロナ禍ですが、年末ジャンボの売り上げも厳しいのでしょうか。それとも、逆に伸びているのでしょうか。

担当者「コロナ禍ではありますが、昨年の『年末ジャンボ宝くじ』に関しては前年の売り上げを上回りました」

今年の年末ジャンボ宝くじは1枚300円で、12月24日までの販売です。

オトナンサー編集部

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