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〝姉さん女房〟が増加中!? 今どき男子には1~2歳年上の自立女子が人気

  • 2021.12.9
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70年代の倍以上に増えた〝姉さん女房〟夫婦


こんにちは、恋愛・結婚アドバイザーの植草美幸です。

女性が社会進出したことで、結婚のスタイルが多様化してきているのはご存じの通り。その中でも近年増えているのが、女性が年上の結婚。

2021年発表の厚生労働省の調査「初婚夫妻の年齢差別にみた年次別婚姻件数及び百分率」によれば、最新データ(2017年)では妻年上が24%、夫年上が55%、同じ歳が21%と、圧倒的に男性が年上のご夫婦が多いのですが、1970年は妻が年上は10%しかいなかったので、47年間で倍以上に増加したことがわかります。

ちなみに、妻年上の24%のうち、1歳年上が9.7%、2歳年上が4.7%となっていました。この女性が1~2歳差上というのは、実は婚活現場でも増加している組み合わせ。ここで、改めて婚活現場での現状をお伝えしましょう。

「5歳以上年下」を希望していた男性に変化が

私の相談所の婚活事例では、夫年上が最大30歳差、妻年上が最大7歳差とまだまだ男性が年上のほうが年の差は大きいのは事実です。実際、入会した男性会員にカウンセリングをして希望を聞くと、「5歳下か10歳下くらいの女性がいい」というのが一般的でした。

女性の出産年齢を根拠に「30歳や34歳まで」を希望する男性は多く、また、なんとなくの先入観で「自分より年下、逆に自分より年上はちょっと……」という方もこれまでは多かったのです。それが最近はやや軟化し、自分の1~2歳上くらいまでならOKという方が増え、それに応じてマッチングやご成婚の割合も増加傾向となっています。

引く手あまたのエリート男性が2歳年上女性を選んだ理由

大幅に年下の女性を希望する男性は、それこそ「夫が妻を養っていく」という考えをお持ちですが、同年代か年上がいいという男性は、それぞれが自立しているのはもちろん、男性が女性の能力や経歴、努力に対して尊敬できると感じ、だからこそ一緒に生きていきたいと考えています。

その場合、「女性でも年齢が上ならば、収入も上でなければ」という、ある意味、男女平等の考えになることも多いのですが、女性が年上で、年収は男性のほうが上、というレアケースもあります。

女性は30歳、製薬会社の研究職で年収は700万円。男性は大学院卒の28歳、IT企業勤めで年収は900万円以上。男性は若くして高収入ですから、婚活をしても引く手あまた。23~24歳の方とのお見合いもしましたが、彼が結婚相手として選んだのは一番年齢が上の彼女でした。

彼女がヨーロッパで就業経験があることに興味を抱いて、彼のほうから話してみたいとお見合いを希望。女性の年齢を気にしないタイプで、ほかの人にない“大人力”があるからと、彼女を選んだのです。婚活では相手のプロフィールを事前に詳しく知ることができるからこそのマッチングかもしれません。

恋愛結婚であれば、もっと大きな歳の差で幸せなご結婚をされた事例もあります。

年上女性はプロポーズも結婚生活もリード

個人経営のエステティシャンをしている女性は36歳。あるとき、お祝いのパーティーで、若い男の子と出会って意気投合し、連絡先を交換しました。

後日、デートに誘われて彼の年齢を聞くと、なんと14歳も年下の22歳。とはいえ、なぜか気が合った二人は、仕事や経営の話、さらには恋愛や結婚まで話が及んだといいます。彼はカルチャーショックを受けつつ、尊敬の念を抱き、「もっと彼女と話したい」と交際を申し込みますが、彼女は「次に付き合う人は結婚する人。結婚を前提に付き合うか、そうでないならもう会いません」ときっぱり伝えたそう。

彼は「この人と前に進むには、結婚しかない。考えたこともなかったけど、彼女とならいいかもしれない」と、2回目のデートでは彼女の実家に行ってご挨拶。ご家族はびっくりされたそうですが、もう結婚して5年ほど、仲睦まじく過ごしています。ちなみに彼女、彼の収入すら聞きませんでした。飲食店勤務と聞いて大体の想像がついたし、収入をあてにするつもりがなかったからというのです。

女性の年上婚を成功させる秘訣

芸能界にも女性が年上婚は意外と多く、和田アキ子さんのものまねでおなじみの23歳年下の夫、Mr.シャチホコさんと結婚した、ものまね芸人・みはるさんとYouTubeチャンネルで対談したことがあります。

出会ったときはお互い年齢を知らず、同じ芸を磨く先輩・後輩として仲良くなり、両想いになってから年齢を知ったからこそ、意識せずにすんだとのこと。Mr.シャチホコさんがまだ本業では食べていけなかった新人時代はもちろん、アルバイトすら辞めて芸に専念していた期間も彼を養い、手料理で胃袋もつかんだというエピソードは有名ですよね。それでいて、彼の芸や才能を認めて、余計な口出しをせずに見守り続ける様子は、まさに母性と人間力のたまものといえます。

このように女性が年上ならば「してもらう」ばかりではなく、「何を与えられるか」のギブアンドギブ精神も円満の秘訣かもしれません。女性だけでなく、実は男性が年上の場合も同じ。「年相応以上」の魅力があってこそ、年の差婚が成立するのです。

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