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「余波」は「よは」以外に何と読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.1.26
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今回ご紹介するのは「余波」という漢字です。

もちろん「よは」と読むのはみなさんご存じの通りですが、今回ご紹介するのは「よは」以外の別の読み方なんです。ちょっと連想しにくい読み方かもしれません。

さて、いったい何と読むのでしょうか。

「余波」って何と読む?

まず、「余」という漢字は他に「あま(り)」と読みますね。また、「波」は「なみ」とも読みます。

ここから考えると「あまなみ」? 「よは」からも取って「よなみ」や「あまは」と読んだ方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これらはどれも不正解。実はこの「余波」、同じ読みで別表記の漢字があるのです。その漢字の一文字目は「名」。全部出すと答えが分かってしまうので、「名」のつく言葉から考えてみてください。

それでは正解を発表します。

正解は、「なごり」でした!

「余波」について

「余波」は「なごり」と読みます。なお、ヒントの漢字は「名残」でした。みなさんどちらも分かりましたか?

ところで、読み方が分かった後は言葉の正しい意味を辞書で調べて理解しておきましょう。 

まずは今回の「余波(なごり)」から。

《「なみのこり」の音変化》
1 波が打ち寄せたあと、渚のあちこちに残っている海水や海藻など。
2 強風の吹きやんだあとでもまだその影響が残っている波。なごろ。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

いかがでしたか。イメージしていた「なごり」と近かったでしょうか?ご自身の記憶にある「なごり」との違いを感じている方は、「名残(なごり)」の方に引っ張られていたのではないでしょうか。そこで「名残」の意味も見ておきましょう。

なごり【名残】 《「余波なごり」から》
1 ある事柄が過ぎ去ったあとに、なおその気配や影響が残っていること。また、その気配や影響。余波。「台風の名残の高波」「古都の名残をとどめる」
2 人と別れるときに思い切れない気持ちが残ること。また、その気持ち。「尽きない名残」
3 物事の最後。終わり。「この世の名残」
4 亡くなった人をしのぶよすがとなるもの。忘れ形見。子孫。
5 病後のからだに残る影響。
6 残り。残余。
7 「名残の折」「名残の茶」などの略。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

「余波」とは違う意味でしたね。普段見慣れていて意味がイメージしやすい「なごり」は、こちの方、という方も多いかもしれません。

まとめ

「余波」は「よは」以外に「なごり」と読むことがわかりました。

また、「なごろ」とも読め、意味は「余波(なごり)」と同じです。

これ以外にも、普段使いする言葉でも別の読み方がある漢字はまだまだありますので、今後もご紹介させていただきます!