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「数奇」は「すうき」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.2.5
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「数奇(すうき)な運命」、という表現は物語のタイトルなどでは時々見かけます。

さて、今回はそんな「数奇」の読み方を当てていただきます。今ご紹介した「すうき」以外のものがあるんです!

いったいなんと読むのでしょうか?

「数奇」の「すうき」以外の読み方!

「奇」に関しては、単純に「き」と読みます。つまり、「数奇」の読み方を当てるカギとなるのは「数」の方。

「すう」の他に「数(かぞ)える」と読んだりもしますが、「奇」と組み合わさることでちょっと変わった読み方にもなるんです。

ちなみに、今回の正解は二つあります。

ヒントとしては、正解の片方は三文字、もう一方は二文字です。二文字の方が簡単かもしれません。

それでは、正解を発表します。

正解は「さっき」「すき」でした!

「数奇」について

読み方が違えば、意味も「数奇(すうき)」とは異なる可能性があります。意味もしっかりと確認しておきましょう。まずは一般的に読まれる「すうき」から。

すう‐き【数奇】 〘名〙 (形動)
① (「数」は運命、「奇」は不遇の意) 運命のめぐりあわせが悪いこと。また、そのさま。ふしあわせ。不幸。不運。不遇。すき。
② 運命がさまざまに大きく変化すること。運命に波乱のあること。また、そのさま。数奇(さっき)。 ③ ⇒すき(好)

出典『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

続いて「さっき」の意味をご紹介します。

さっ‐き〔サク‐〕【▽数奇】
[名・形動]「すうき(数奇)」に同じ。「数奇な運命」

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

最後は「すき」です。

す‐き【数奇】
〘名〙 (「数」は運命、「奇」は不遇の意) 不遇なめぐりあわせ。ふしあわせな運命。不幸。不運。すうき。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「数奇」に3種類の意味があったことをご存知でしたか? 運命が大きく変化すること、運命のめぐりあわせが悪いこと、心を寄せることなど意味が異なりますね。

「さっき」は「すうき」と同じ意味でした。また、「すき」は「すうき」のうち、「運命のめぐりあわせが悪いこと。また、そのさま」の方でしたね。

まとめ

「数奇」は「すうき」以外に「すき」「さっき」という読み方があり、意味は「数奇」と同じく「運命のめぐりあわせが悪いこと」、または「運命がさまざまに大きく変化すること」でした。

「数奇」以外にも、日頃使っているものとは違う読み方をする漢字はまだまだありますので、今後もご紹介させていただきますね!