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「姑く」って何と読む? 読めそうで読めない難読漢字、正解は?

  • 2022.1.13
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今回ご紹介するのは「姑く」という漢字です。

みなさんはこの「姑」という漢字にどのようなイメージを持たれていますか?

親族関係を表す「しゅうとめ」はもちろんのこと、「姑息(こそく)」という熟語でも使われますね。

この「姑息」という熟語、本来は「ずるい」や「せこい」といった意味ではないとご存知でしょうか。

実は「姑息」の正式な意味が、「姑く」を正しく読むためのヒントにもなっているんです!

「姑く」って何と読む?

先述した通り、「姑く」の読み方を考える為にも、まずは「姑息」の正式な意味を見ていきましょう。

「姑息」とは、一時の間に合わせにすること。また、そのさまを指します。そして、「姑息」の「息」は「休息」で使われる際と同じ「休む」という意味で使われているんです。

「姑く」「休む」ことが転じて一時の間に合わせという意味になったと考えると、「姑く」の読み方がなんとなく見えてきたのではないでしょうか。

それではここで正解を発表します。

正解は、「しばらく」でした!

「姑く」について

「姑く」の読み方が「しばらく」ということは分かりました。

ただ、「姑息に一時の間に合わせに繋がるイメージはない」「しばらくってそういう意味だったっけ?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

実は「しばらく」という言葉には複数の意味があるんです。辞書で確認しておきましょう。

1 すぐではないが、あまり時間がかからないさま。少しの間。しばし。「―お待ちください」「―して主人が現れた」 2 時間的にある程度長く続くさま。当分。「好天は―続くだろう」「―は当地に滞在する」 3一時的であるさま。仮に。「その件は―おくとして」「―衣裳にたきものすと知りながら」〈徒然・八〉

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

しばらくには長い時間と短い時間、両方の意味があるんですね。長期的な意味しか知らなかった方は、この機会に覚えておきましょう!

また、「しばらく」は一般的に使われることの多い「暫く」のほか、「且く」「須臾く」と表記することもできますよ。

まとめ

「姑く」は「しばらく」と読み、少しの間、又は時間がある程度長く続く様のことでした。

次の漢字クイズまで「姑く」お待ちくださいね。

さあ、ここの「姑く」はどっちの意味なんでしょうか。それは次回のお楽しみに!