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「粘土」は「ねんど」以外に何と読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.1.16
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今回ご紹介するのは、「粘土(ねんど)」の別の読み方です。

「粘土」といえば、幼少のころに小学校の図工の時間に触った方が多いでしょうが、スキンケア用品や陶器、ペット用トイレの砂など、私たちの日常生活の中でかなり多くの用途があると言われています。

そんな「粘土」の「ねんど」以外の読み方とは? いったいどう読むんでしょうか…。

「粘土」って「ねんど」以外に何と読む?

まずは、日常的に使う読み方を組み合わせてみましょう。

「粘」は「粘(ねば)る」、「土」は「つち」と読みますよね。

これらを組み合わせてみると「ねばつち」となりますが、実はこれで正解なんです! 意外と単純な読み方でしたね。

しかし、「粘土」にはまだ別の読み方が2つもあるんです。

ヒントを出しますと、それぞれ読み仮名は2文字と4文字。そして「埴」、「埴土」とも書きます。

それでは、正解発表に移りましょう。

正解は、「へな」、「へなつち」でした!

「粘土」について

「へな」、「へなつち」とも読むんですね。「ねばつち」と違い、字面からは想像もできない読み方だけに、正解に辿り着けた方はかなり少ないかもしれませんね。

ただ、読み方が違うことから意味も変わってくるかもしれません。辞書を確認しておきましょう。

ねば‐つち【粘土】
粘りけのある土。ねんど。
へな【粘=土/×埴】
粘土。また、水底にたまった粘土を多く含んだ黒い土。へなつち。
へな‐つち【▽粘土/×埴土】
「へな」に同じ。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

粘土の他に、「へな」「へなつち」には「水底にたまった粘土を多く含んだ黒い土」、「ねばつち」には「粘りけのある土」という意味がありましたね。

余談ですが、みなさんは粘土がかなり細かく定義されていることをご存知でしょうか。辞書には以下のように記載されています。

岩石が風化や熱水作用によって分解してできた微細な粒子の集まり。地質学では粒径256分の1ミリ以下、土壌学では0.002ミリ以下をいう。水分を加えると粘着性と可塑性かそせいを示し、乾くと硬くなる。陶磁器・耐火物などの原料にする。ねばつち。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

学問の分野によって粘土の基準が違うんですね。

実は粘土には様々な種類があります。辞書に載っているものだけでも「赤粘土(あかねんど)」や「耐火粘土(たいかねんど)」に「木節粘土(きぶしねんど)」等。他にもまだまだたくさんの粘土がありますので、ぜひ一度調べてみてください!

まとめ

「粘土」は「ねんど」の他に、「ねばつち」、「へな」、「へなつち」と読むことが分かりました。

「粘土」のように、よく知っている漢字でも知らない読み方があるものはまだまだございますので、今後もご紹介させていただきます。