面接や説明会などで「何か質問はありますか?」という問いに対して何を言おうか困った経験があるという方、もしかすると多いかもしれません。
自分の聞きたいことが大したことのない、相手の手間になるだけのものに思えてしまったり、そんなことも分からないのかと言われるんじゃと想像してしまったり…。
さて今回は、そんな質問に関する漢字「質す」をご紹介します。
「質す」って何と読む?
「質」は日常的に使う漢字の一つ。先述した「質問」の「しつ」をはじめ、約束や取引の補償として預けておく物を「質(しち)」と呼びますよね。
また、生まれつきという意味の「たち」という読み方もあります。
しかしこれらは、いずれも「質す」の読み方としてはちょっと合わなそう…。
では、いったいどのように読むんでしょうか?
正解は、「ただす」でした!
「質す」について
読み方が「ただす」と分かりましたね。ただ、ビジネスの場で用いられることも多い「質す」、正しく使えないと恥をかく場合もあります。
そのような状況に陥らないためにも、辞書で正確な意味を確認しておきましょう。
[動サ五(四)]《「正す」と同語源》不明な点などを聞いて、明らかにする。問い確かめる。「疑問点を専門家に—・す」
出典:『デジタル大辞泉』(小学館)
ほぼ「質問する」と同じ意味ですね。どちらを使っても問題はなさそうです・
ちなみに、「質す」が含まれるよく似た言葉で「問い質す」というものがありますが、こちらには「厳しく追及する」という意味が含まれています。
また、今回の「ただす」は、「質す」の他にも「正す」「糺す」と表記することができますよ。
まとめ
「質す」は「ただす」と読み、不明な点などを聞いて明らかにするという意味でした。
簡単な漢字でも、何故か読みが分からないものはまだまだあります。
今後も紹介させていただきますね!