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新川帆立が新連載。「弁護士になるか、作家になるか?」異色鼎談も。

  • 2021.12.6
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『元彼の遺言状』(宝島社)で第19回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した新川帆立さんが、「小説現代」2021年12月号(講談社)で新連載をスタートさせた。連載のタイトルは「競争の番人」。63ページの分量で読み応えのある内容になっている。

「競争の番人」は、公正取引委員会を舞台にした物語。ネタバレになるので詳しくは作品を読んでいただきたいが、元弁護士である作者から見た公正取引委員会がどう描かれているのか気になる方も多いのではないだろうか。カルテルや談合を阻止して公正な取引を確保する組織とそこに身を置く人々の思いがどのように展開していくのか、期待が高まる作品だ。

さらに、「競争の番人」に関連して、「小説現代」2021年12月号の巻頭では「異色鼎談」と題した本音トークも収録されている。登場するのは、作家の新川帆立さん、織守きょうやさん、五十嵐律人さん。この3名は、いずれも司法試験を突破した元弁護士(織守さん、新川さん)と現役弁護士(五十嵐さん)だ。司法試験合格者が集まって鼎談する企画は、さながら裁判例や法律論文が掲載された法律雑誌のようでもある。

そして、この3名は作家としてもそれぞれ注目されており、織守さんは『記憶屋』(KADOKAWA)が映像化され、五十嵐さんは『法廷遊戯』(講談社)で第62回メフィスト賞を受賞している実力者。

弁護士になるか、作家になるか?

気になる鼎談のタイトルは「弁護士になるか、作家になるか?」。
登場する3名の、とても贅沢な境遇を表すこのタイトル。しかも、新川さんにおいては、元プロ雀士でもある。いったいどういう頭脳を持っているのだろう。詳しい内容は、小説現代2021年12月号を参照されたい。

小説現代2021年12月号では、新川さんの新連載のほか、人気テレビ番組「料理の鉄人」に携わった五十嵐貴久さんの「コンクールシェフ!」や、武田砂鉄さんの連載「もう忘れていませんか?」など読み応えのある作品も数多く収録されている。

新型コロナの感染者数が落ち着き、徐々に通勤する方も増えてきた今、会社の行き帰りに小説雑誌を手にしてみてはいかがだろうか。

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