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孤独を感じない1人暮らしを送る8つの方法

  • 2021.12.5
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米国国勢調査によると、2012年の段階で、アメリカには1人暮らしをしている人が3,100万人もいた。米国人口の4分の1以上が1人で住んでいるというのは非常に驚き。でも、1人暮らしをしている人は、うつ病とアルコール依存症のリスクが高いことを示す研究結果が増えている。詳しく見ていこう。

リスクという言葉を聞くと確かに少し怖いけれど、1人暮らしだからといって、必ずしも惨めで孤独とは限らないし、うつ病やアルコール依存症になるとも限らない。著書に『Going Solo: The Extraordinary Rise And Surprising Appeal Of Living Alone』を持つエリック・クリネンバーグ博士によると、1人暮らしは過去に例を見ないほど人気があるだけでなく、その人にとっても有益。「1人で住んでいる人のメンタルヘルスの状態は、同棲している未婚のカップルよりもよいことが分かっています」。また、居住空間をシェアしなくていい人は、既婚のカップルよりもソーシャルライフが充実する傾向にある。

ここからは、できるだけ健康に1人暮らしをするための方法を見ていこう。

1.1人暮らしが自分に向いているかどうかを真剣に考える

1人暮らしに特有のリスクがあるのは否めない。クリネンバーグ博士によると、孤独を感じやすい人や気分が落ち込みやすい人にとっては、1人暮らしが有害な環境になるかもしれない。

2.信頼の置ける人に合鍵を渡す

これは、鍵を失くしてばかりの人や、階段から落ちる危険性のある高齢者だけの話じゃない。あなたの年齢に関わらず、何かあったら合鍵で入って来られる人がいるというのは心強い。

3.近所の友達を少なくとも数名はつくる

米ラトガーズ大学の社会学者、デブ・カー博士によると、匿名で生きようと思えば生きられる都会では、近所の人と心を通わせることが大切。わざわざ砂糖を借りに行く必要はないけれど、周囲の人と揺るぎない関係を築く努力を。大事なことを頼める相手や、あなたの様子がおかしいときに気付いてくれる人は必要。エレベーターの中でほほ笑むだけでは不十分。

4.予定通りに行動する

カー博士いわくルーティンを築けば、時間の使い方が効率的になるだけでなく、自分の状況を周囲に知らせることもできる。例えば毎朝ウォーキングをして、その時間に運動をしている人と知り合いになったとしよう。あなたが突然姿を消せば、「何かあったのかな?」「大丈夫かな?」と、その人たちが気にしてくれる。

5.ソーシャルライフを充実させる

意外にも、クリネンバーグ博士の研究結果は、シングルの人は既婚の人より友達との交流が盛んであることを示している。「既婚の人に比べて独身の人は、外食したり、運動したり、アート教室や音楽教室に通ったり、公共のイベントや講義、ボランティアに参加したりすることが多いですね」。でも、カー博士によると、1人暮らしをするときは、ソーシャルライフをより一層充実させる努力が必要。交友関係は、肥満や心疾患といった健康上の問題を防ぐ上で大きな役割を果たしてくれる。でも、1人で住んでいるときは、努力しないと大切な絆が築けない。

6.テレビを消す

シーンと静まり返った空間が寂しいからと言って、テレビをつけっぱなしにする人がいるけれど、これは体重増加の要因になる。米マサチューセッツ大学の論文によると、テレビを見ながら食事をする人は、テレビを消して食事をする人よりも、カロリーの摂取量が300kcalほど多い。

7.自分の弱点を認める

人に物事のよしあしを判断されなくていいのは、1人暮らしの大きな利点。くだらないリアリティー番組を見ながらゴロゴロしても、あきれられることはない。でも、それこそが1人暮らしの欠点でもある。ファミリーサイズのオレオを平らげようとするあなたに対して「2~3枚にしておきな」と諭してくれる人はいないので、チョコレートクッキーにあらがえないことが分かっているなら、買わずにおいたほうがいい。

8.1人の時間を楽しむ

1人暮らしの最大の特徴は、ひとりぼっちであること。当たり前だと思うかもしれないけれど、インターネットが普及した現代では、本当にひとりぼっちになることが1人暮らしの最大のメリットであることを忘れがち。「帰宅したらテレビをつけてパソコンを開き、友達にメッセージを送るというのは、1人の時間の有効な使い方ではありません」とクリネンバーグ博士。1人の時間は瞑想や、自分が本当にやりたいことを考えるために使って。こういう習慣は人を大きく成長させる。

※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。

Text: Molly Raisch Translation: Ai Igamoto

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