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【京都】〈籠神社〉のさらに奥へ!元伊勢発祥の地〈眞名井神社〉を参拝。

  • 2021.12.4
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モデル・本山順子が神社仏閣、教会や寺院を国内外問わずご紹介する本連載。第83回目は前回に引き続き、京都府宮津市に街詣で。前回訪れた〈籠神社〉の奥宮〈“元伊勢”籠神社〉の発祥の地である〈眞名井神社〉へお伺いして参りました。なんと時代を遡ること縄文時代から眞名井原一帯を神聖な場所として神々を祀られていたと考えられるのだそう。それでは早速!詣でましょ〜う!

〈元伊勢籠神社〉からのどかな小径をオニヤンマや蝶々を眺めて、のんびり歩くこと10分。先ほどののどかな空気からは一転!私のような何でもない人間でも「あ、空気が変わった…」と感じられるようなビシリッ!とした空気が立ちこめているんです。これは皆様にもぜひ体感していただきたい。

鳥居をくぐって左手には天村雲命(あめのむらくものみこと)が黄金の鉢に入れ天上より持ち降ったとされる御神水「天の眞名井の水」があります。そして、さらに奥には水汲み用の蛇口も用意されていました。蛇口をひねると龍の口からお水が出てきますよ〜!持っていたペットボトルに汲んで飲ませていただき、身を清めて拝殿へと向かいます。

長い階段の手前には、狛犬ではなく阿吽の狛龍が!とても珍しいですよね〜。階段を登っていくと立派な藤棚がありました。春過ぎには綺麗にお花を咲かせるのでしょう。

〈眞名井神社〉の主祭神は豊受大神。匏宮(よさのみや)として豊受大神をお祀りし、その御縁故により、ここ眞名井原に天照大神がお遷りになりました。そこから4年間、天照大神と豊受大神を吉佐宮という宮号でお祀りし、このことが「元伊勢」を呼ばれる所以となっています。

藤の花に豊受大神が宿り、藤棚は安らぎの場所として伝わっているのだそう。絵馬を掛ける棚には美しい「藤絵馬」がかけてあり、藤棚ができていました。藤絵馬は〈籠神社〉で授かることができます。また〈眞名井神社〉の授与所は月数回しか開設されていないようなので、〈眞名井神社〉の授与品をいただきたい方はこちらを確認してみてください。

〈眞名井神社〉の裏には、神が宿る石「磐座」が鎮座し、直視するのも憚られるような空気感です。手前「磐座西座」には天照大神、伊射奈岐大神(いざなぎのおおかみ)、伊射奈美大神(いざなみのおおかみ)が、奥には豊受大神が祀られています。気持ちの良い秋晴れも相まってとっても気持ちがすっきりするような参拝となりました!ありがとうございました。

〈眞名井神社〉を後にして天橋立を散策していると、〈天橋立神社〉を見つけました!振り返り、参道を歩いて行くと…なんと海に向かって鳥居が立っているではありませんか。周りを海に囲まれているのに真水が湧いている不思議な「磯清水」は「日本名水100選」にも選ばれています。波音を聴きながらのんびりと天橋立さんぽを楽しんでみてくださいね!それでは皆様も良い参拝を〜!

〈眞名井神社〉

https://www.motoise.jp/about/okunomiya/

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