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えッ…アレも?ツヤ髪「天使の輪」を手に入れたければやってはいけない、3つのNG行動

  • 2015.8.1
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CMで見る美しいサラツヤ髪に憧れる女性って多いですよね。髪の毛が綺麗な女性は男性からはもちろん女性からも印象がいいものです。そんなツヤ髪を目指して、ヘアケア商品を買っては日々努力しているのになかな効果が出ない……なんてお悩み中の大人女子は多いのではないでしょうか。

実は日常使っている、そのヘアアイテムこそが知らぬ間に髪質を悪くしていることがあるのです。

今回は美容師として様々な髪質と向き合ってきた筆者が、髪のツヤを悪くしてしまう3つのNG行動3つをお伝えします。

 

■1:毎日使っている「市販シャンプー」

市販シャンプーは低価格でどこでも手軽に買えるという利点がありますが、本質的なツヤ髪を目指すならちょっと注意してほしいポイントがあります。

市販シャンプーは、コストを安く抑えられる利点になっている“ラウリル硫酸Na”と“ラウレス硫酸Na”の成分が配合されていることが多いのです。

特に“ラウリル硫酸Na”は泡立ちが良く強い洗浄力で頭皮の皮脂を奪う力が強く、皮脂や汗、汚れを取り除いてくれる半面、必要以上に頭皮から皮脂を奪ってしまうことにより頭皮が乾燥して毛穴も痛んで髪がパサパサになってしまうことがあります。

そのため、最近の市販シャンプーは髪がパサパサにならないようにシリコンなどのコーティング剤を大量に使用しています。ホントはパサパサの髪なのに上からコーティング剤でカバーしてサラサラに見せているのです……!

「市販のシャンプーを使っているけど髪の毛はサラサラだから関係ない」と思っているアナタの髪も実は傷んでいるかもしれません。

 

■2:自宅で染めていない?「セルフカラー」

自宅で手軽に染められる市販カラー剤。手頃な価格帯で購入できるため便利なものですが、ツヤ髪を目指すならこちらも注意が必要。

美容室で染める場合は、根元や毛先のダメージに合わせて薬を調合しそれぞれに塗り分け、塗り分けることによりダメージを抑えかつ均等に染め上げています。

ですが、セルフカラーは“誰でもキレイに染められる”ように強い成分で製造されているため、髪の毛に合わせて薬剤をコントロールすることができないので色のムラや退色しやすくなりパサパサでツヤが無い髪に見えてしまうのです。

 

■3:絶対ダメ!「セルフストレート」

クセ毛の広がりやうねりはツヤ髪から遠ざけてしまう原因のひとつ。そして、髪の毛が傷んでる印象に見えがちです。そこで、有効なのが‘‘ストレートパーマ’’。

ただし、カラー剤と同じで市販のストレートパーマを自分でするのは要注意。

ストレートパーマは美容師でも難易度が高い技術。ストレートにする工程で髪に負担をかけ、ダメージを見極めてしないと最悪の場合、髪の毛がチリチリのスチールウールのような毛になってしまう“ボーラス毛(ビビり毛)”になる恐れがあります。

「それなら美容室でストレートパーマをかけても髪が痛むんじゃないの?」と思いますよね。確かに、痛まないパーマはありません。

ですが、美容師がアナタのダメージをしっかり見極めて髪の毛の負担を最小限にしてクセを伸ばせば、手触りはもちろんのことパサパサして傷んだ印象だった髪もキレイなツヤ髪になります。

ストレートパーマと聞くと“直毛で真っ直ぐになる”というイメージがありますが、少しクセを残しつつストレートにしたり、同時に毛先にパーマをかけられることもできます。クセが出やすい方はストレートパーマをうまく利用しましょう。

 

ヘアケアは日常アイテムなので、リーズナブルという視点で選びたくはりますが、美容師と相談してアナタに必要なアイテムを投入することでガラりと髪質を改善できることも。一度傷んでしまうと修復が大変だからこそ、賢いヘアケアをできるようになりたいですね。

【著者略歴】

小泉順一朗・・・美容師。都内美容室勤務を経験後、22歳で40年の歴史を持つ美容室を引き継ぎ『Total beauty kawada 川田美容室』を設立。数々のコンテストで県優勝、全日本選手権では入賞経験をもち、現在も全国を飛び回り日々レベルアップに務めている。お 客様が美容室・ヘアスタイルが楽しくなるサロン作りをコンセプトとしており、ブログ・LINEなどでも日々のケアなどを発信、アフターフォーローにも務め ている。

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