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モラ夫がお望みならば離婚して差し上げます!【前編】

  • 2021.12.3

今の時代にもいるんですよね、「外で働いて、稼いで来ている自分が家で一番偉い」と思い込んでいる化石のような男性が……。

そして、大切な奥さんを、偉い自分の言うことを聞いてくれるしもべとして扱ってしまう。

自分の配偶者が「こんなモラ夫だったなんて……」と、嘆いている女性は、陰で着々と一人暮らしの準備を整えて離婚するのがいちばん!

ということで、実行に移しちゃった強い女性の物語をお伝えしましょう。


完璧な彼氏と結婚できて幸せだった頃

その夫とは恋愛婚でした。
大学のサークルで知り合い、どんな人とも平等に接するところに惹かれて飲み会の場で告白したら、両思いだったという、理想的なきっかけ。
いつも清潔感があって、デートのときもすごく優しくて、一緒に温泉旅行の計画を立てていても彼の真面目さが伝わってきて……プロポーズされたときは泣いて喜びました。
今思うと……今になったから気づくことですが、完璧主義だったような気もします。
それから、私が会社の飲み会で帰りが遅くなると、いつも不機嫌で、朝まで口を聞いてくれないことも。
でも、恋人同士だったらさほど気になりませんよね。
独占欲が強め、心配してくれている、そんなふうに考えるはずです。
だから、結婚してからモラハラが始まっても、最初のうちは気づきませんでした。
そういう人、と思っていたんです。

本性を現し始めたのはトイレから?

義実家にお邪魔すると、女性が家事をやって、男性が稼いでくる、古風なやり方のお家であることに気づきました。
義父はお茶を淹れるのも、ポットでお湯を沸かすのもいつも義母が先回りしてやってくれている状況で過ごしてきたような人。
食器や日用品が家のどこにあるのかも知らないようでした。
そんな家庭環境が当たり前だと思っている夫は、自覚せずモラ発言をします。
たとえば、トイレットペーパーがちょうどなくなってしまったと呼びつけられたことがあります。
「どこにあるんだ!?」
「なんで替えを用意してない!?」
と、怒りだし、仕方がないので目の前の棚から取り出して渡したのですが、怒りはおさまらないようでした。
「今回はごめんね。できるだけ用意するようにはするけど、もし足りなくなったら今日取り出したところにストックはあるから、そこから使ってね」
そのように伝えたのですが、気に入らない様子。
「トイレットペーパーも満足に用意できないようじゃ、離婚するぞ!」と。
急に話が大きくなり、「バカバカしいな……」と思いながらも、「ハイハイ」と言ってその場は収めました。

なんでも思い通りに完璧にしたい夫

義実家とは違い共働きなので「家事は分担しようね」と前もって話していました。
洗濯関連は夫に任せていたのですが、やったことのない家事に苦戦している様子。
そこで、おたがいに余裕のある土曜日に、洗濯物を干している夫の隣へ行き、ちょっとアドバイスをしました。
すると、「俺のやり方に文句あるの!?」とキレ気味。
「慣れない家事をしてもらっているから、お手伝いだよ」と言ったのですが、これも気に入らなかったようで不機嫌に。
そんなときは放っておくのがいちばんだと思ってそっとしておいたのですが、昼食のナポリタンが出来たので呼ぶと「今はナポリタンの気分じゃない。俺に一言確認してから作ってくれ」とわがまま発言。
過去に何が食べたいか聞いたときには「何でもいい、俺に聞くな」だったのに。
これもまた指摘すると、逆ギレからの「離婚するからな」発言です。

大きな子どもの面倒をみる契約は交わしてません!

またまたあるときには「仕事が遅くなってご飯が作れないから適当に食べておいてくれる?」とLINEを入れると、「もうシャワーを浴びてパジャマに着替えたんだけど」という返事。
「外出るのが億劫だったら、棚にカップ麺があるから食べていいよ」と連絡すると既読がついてそのままだったのですが……。
家に帰ったら、またしても
「俺の健康を考えてくれないなんて、妻としてどうなんだ! 離婚したいのか!」といった調子。
こちらは疲れているのに、しかもこんなことで離婚という言葉が出てくるなんて……。

「……本当に離婚するか」

はい。私は決断しました。
こんな男と一緒にいても、幸せにはなれませんから。
ということで……夫に離婚届を突きつける話は、後編で詳しくお伝えしますね。
このエピソードは、後編へ続きます!
後編は12月4日(土)20:30に公開予定!お楽しみに!
(廣瀬伶/ライター)


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