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サンドラ・ブロック、8歳の娘が言った『イカゲーム』の感想が“教育のたまもの”

  • 2021.12.3
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米トーク番組『RedTable Talk』に参加したサンドラ・ブロックが、自分が実践している教育方法として、人種差別についてありのままに伝えることを大切にしていると明かし、最近起こった「教育の成果」を語った。(フロントロウ編集部)

サンドラ・ブロック、信念を持った子育て法

映画『しあわせの隠れ場所』や『バード・ボックス』、『オーシャンズ8』などで知られるサンドラ・ブロックは、2015年からパートナー関係となっている写真家のブライアン・ランドールと共に、2010年に養子縁組した現在11歳のルイスと、2015年に同じく養子縁組した8歳のリラを育てている。

画像1: サンドラ・ブロック、信念を持った子育て法

そんなサンドラは、米トーク番組『Red Table Talk』にて、白人でありながら黒人の子供を持つことの苦悩や、人種差別に対する教育方法を明かした。

サンドラの子供のルイスとリラはどちらも黒人。「白人の親として、自分の子供たちを自分の人生以上に愛している私は、何もかもが怖い」と語ったサンドラは、「自分が子供たちにあらゆる種類の不安を与えていることは分かっている。彼らが家を出るときにどんな経験をするかを考えなければならない。彼らは私が恐れている恐怖を感じると思う。どうすれば、正しく、守ることを目的に恐れられるのか」と、人種差別に直面するであろう子供たちの身を案じる親の本音を語った。

画像2: サンドラ・ブロック、信念を持った子育て法

サンドラによると、6歳の頃から学校に通っているルイスがある日パーカーのフードをかぶったまま家を出ようとしたとき、「あっ」と思ったという。

アメリカでは2012年に、コンビニにお菓子と飲みものを買いに出かけた17歳の黒人青年が“フードを被った怪しい人物”とされて自警団員に射殺された事件が大問題になった。このほかにも、警察関係者らによる黒人の射殺はほかの人種と比べ物にならないほどの数が起きており、黒人の子供たちはほかの人種が経験しないレベルでの危険と隣り合わせで暮らしている。

「私は彼にテレビですべてを見させ、それを理解させた。彼は世界がどのように動いているかを知っている。どれだけ残酷か、どれだけ不公平か」と語ったサンドラは、娘のライラも「それ(世界がどれだけ不公平か)を知っている」と付け加えた。

サンドラの人種教育の成果が子供たちに根付く

サンドラによると、リラは最近、彼女のパートナーであるブライアン・ランドールがNetflixの人気ドラマ『イカゲーム』を鑑賞しているところを見て、落ち込んだ様子で部屋から出てきたという。

画像: サンドラの人種教育の成果が子供たちに根付く

サンドラが「何があったの?」と聞くと、リラは「パパには見てほしくない」と返事。それに対しサンドラは「私は見ない。暴力的だから。もちろんあなたは見ないほうがいい」と返すと、リラは「そうじゃなくて。黒人が出てこないんだもん」と言ったという。

番組の内容はさておき、8歳の子供がテレビ番組に多様な人種が登場することの重要性を理解しているのは素晴らしいこと。サンドラはその時の会話を振り返り、「彼女のお腹に火が宿っていて、彼女がすでに声を上げていることがとても嬉しかった」とコメント。8歳にしてテレビドラマに黒人が出ていないというポイントに目を付け、そのことに怒りを抱き、しっかりと言葉で伝えられるリラの姿に、喜びを感じたそう。

さらに、自分が気づかなかった部分に気づいた娘に対し、自分もまだまだ学びが必要だと思った、と語った。(フロントロウ編集部)

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