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『ウエスト・サイド・ストーリー』でスティーブン・スピルバーグはオリジナルを「越した」、絶賛の理由は?

  • 2021.12.1
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スティーブン・スピルバーグによる『ウエスト・サイド・ストーリー』を見た批評家たちから、大絶賛の声があがっている。(フロントロウ編集部)

2021年版『ウエスト・サイド・ストーリー』

1957年にブロードウェイで上演された大ヒットミュージカル『ウエスト・サイド物語』。ウィリアム・シェイクスピアによる『ロミオとジュリエット』を基に、50年代のニューヨークを舞台にした本作は、その後1961年に映画化。映画版は、ジョージ・チャキリス演じるベルナルドとリタ・モレノ演じるアニタの類まれなる演技とダンスで映画史に残る傑作となっている。

そんな『ウエスト・サイド物語』を、映画『E.T.』や『シンドラーのリスト』などで知られるハリウッドきってのヒットメーカー、スティーブン・スピルバーグ監督がリメイク!

主人公のマリア役には、3万人のなかから選ばれ、本作が映画デビュー作となる新星レイチェル・ゼグラーが抜擢され、トニー役にはアンセル・エルゴートが起用。アニタを演じるのはアリアナ・デ・ボーズで、オリジナル版より、リタも出演している。

画像: 2021年版『ウエスト・サイド・ストーリー』

レイチェル・ゼグラー。

61年版が非常に高い評価を受け、老若男女問わずファンも多いことから、スピルバーグ版へは厳しい目が向けられていたが、先日ニューヨークで開催されたワールドプレミアで一足先に作品を鑑賞した批評家たちからは、絶賛の嵐となっている! その理由とは…?

リメイクには期待していなかったけど…

「誰も『ウエスト・サイド・ストーリー』を壊してほしくなかった。でもスティーブン・スピルバーグはそれに挑戦し、そしてクソッ、これは本当に良い。映像も良いし、少しの敬意を持った微調整のうえで、原作ミュージカルに忠実。そして若い俳優。今では私はその俳優をすべての作品で見たい」

マリアとアニタが最高

「スティーブン・スピルバーグの『ウエスト・サイド・ストーリー』は大成功!作品は美しく、素晴らしい映像になっている。古典的な物語を新しい世代のために再定義した、素晴らしいアンサンブル・キャストによるニューヨークへの真のラブレターだ。この映画で見事な演技を見せているレイチェル・ゼグラーとアリアナ・デ・ボーズに喝采を」

レイチェル・ゼグラーへの称賛鳴りやまず

「『ウエスト・サイド・ストーリー』は信じられないほど素晴らしい。スピルバーグはオリジナル版をさらに発展させ、技術的にも優れた傑作として、賞に値する映像美を届けてくれている。すべての分野でエンジン全開だ。そしてレイチェル・ゼグラーは、今年最高の新たなスターとしてデビューパフォーマンスを見せ、作品を自分のものにした」

音楽を聴くべし

「スティーブン・スピルバーグによる『ウエスト・サイド・ストーリー』は大胆で感動的。トニー・クシュナーの脚本と、『America』や『Somewhere』といった名曲のドラマチックなリメイクが最高だった。アンセル(・エルゴート)はちょっと単調だったけど、他のキャストは素晴らしくて、アカデミー賞候補だと思う」

スティーブン・スピルバーグは成し遂げた

「『ウエスト・サイド・ストーリー』は、ここ20年のスピルバーグ作品のなかでお気に入り。すべての点において、この作品はゴージャスな映画制作だ。レイチェル・ゼグラーとアンセル・エルゴートは素晴らしい。助演俳優たちも非の打ちどころがない。そしてリタ・モレノは私を泣かせた。つまり、古典は新たな古典として生まれ変わったということ」

スピルバーグ版はオリジナルを越した

「わぁ。信じられないな。スピルバーグはオリジナルを越した…」

『ウエスト・サイド・ストーリー』は、2022年2月11日に全国ロードショー。

(フロントロウ編集部)

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