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【数学クイズ】大人が間違える!コインを2回投げて、“どちらも表”になる確率はいくつ?

  • 2022.2.23
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コインの表・裏を当てる問題は、確率の定番中の定番。きっと学生時代に授業で習ったことを覚えている方も多いでしょう。でも、ちょっと待って!シンプルなだけに、意外と思い込みで間違ってしまう方もいるんです。

では、問題です。

コインを2回投げて、どちらも表になる確率は?

答え

「表と裏が出る確率は五分五分なんだから、確率は1/2」もしくは、「表と裏の組み合わせは、表・表、表・裏、裏・裏の3通りだから、確率は1/3」と思った方もいるかもしれませんね。

それでは答え合わせです。

正解は、

1/4

でした!

解説

答えの解説をする前に、まず確率とは何かをおさらいしましょう。

確率とは、「ある事柄の起こりやすさ」を表す指標です。

式で表すと、

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となります。

例えば、サイコロを投げて1が出る確率だったら

「起こりうるすべての場合の数」は、

1, 2, 3, 4, 5, 6 のそれぞれの目が出る場合なので6通り

「ある事柄が起こりうる場合の数」、つまり1が出る場合は1通りなので、

1が出る確率は、

1÷6=1/6 となるわけです。


今回の問題では、「すべての起こりうる場合」を正しく導き出すのがポイントです。

「樹形図」を用いて、すべての起こりうるパターンを書き出してみましょう。

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1回目にコインを投げた場合をA、2回目にコインを投げた場合をBとすると、すべての起こりうる場合の数は、①~④の4通りあることがわかります。

その中で、「AもBも表」であるパターンは①の1通りになります。

よって、

1÷4=1/4

と、確率を導き出すことができました。

まとめ

確率の問題、いかがでしたか。

気を付けて見てみると、確率はさまざまな生活のシーンで使われています。

この機会に、ぜひ確率の問題をマスターしてみてくださいね!



ライター:吉野あゆみ
完璧文系の大学時代から中学数学の家庭教師アルバイトをしていた、隠れ数学好き。現在も数学の教科書や問題集を校正しながら、文系目線で数学に向き合っています。数の世界の楽しさを、みなさんにお伝えしていきたいです!
編集:TRILLニュース