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「鼯鼠」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.4.26
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今回ご紹介する言葉は「鼯鼠」。

1つ目は「鼠(ねずみ)へん」の漢字、そして2つ目は「鼠」となっています。どうやら「鼠」に関連する言葉のようですね…。

さて、一体なんと読むのでしょうか?

「鼯鼠」の読み方!

実は今回、正解が2つあります!

どちらも夜行性の「鼠」の仲間で、グライダーのように手足を広げ、滑空する姿が人気を集めているようです。

それを踏まえて、まずは1つ目のヒントからお伝えします。

こちらは、滑空する姿がまるで襖が飛ぶように見えることから「野ぶすま」と呼ばれることもあるそうです。

それでは、1つ目の読み方を発表します。

正解は「むささび」でした!

そして、気になる2つ目のヒントですが…。

こちらは、日本では古くから「むささび」と混同されていたんだそう。現在では、身体の大きさが最も判断しやすい特徴だと言われているみたいです。

これを読んで、思い浮かんだ方も多いのではないでしょうか?

そう! 正解は「ももんが」でした。

「鼯鼠」とは一体…?

「むささび」や「ももんが」と読めた方は、そんなに多くなかったかもしれません。

このほか「鼯鼠」は、「もみ」や「ももが」と読むこともあります。

「鼯鼠(むささび)」や「鼯鼠(ももんが)」について、国語辞書で詳しく調べてみましょう!

まずは1つ目の「鼯鼠(むささび)」についてです。

リスに似た小動物。夜行性で、前足と後ろ足の間に皮の膜があり、木から木に滑空する。ノブスマ。

出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.1520

 

次に2つ目の「鼯鼠(ももんが)」についてです。

形がムササビに似る、小動物。夜行性で、前足と後ろ足との間の膜を使って木の間を飛び移る。「ももんがあ」とも。〔リス科〕

出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.1563

 

「鼯鼠」という漢字から「むささび」を「リス科」の動物であることは想像しにくいかもしれませんが、「栗鼠(リス)」と漢字で表記すると理解しやすくなるかもしれません。

実は「栗鼠(リス)」は、字面の通り「ネズミ目(齧歯目)リス科」に属しています。

そして、同様に「むささび」は「ネズミ目(齧歯目)リス科リス亜科ムササビ属」に、「ももんが」は「ネズミ目(齧歯目)リス科リス亜科モモンガ属」に属しているため「鼠(ネズミ)」に属しているんですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「鼯鼠」は「むささび」とも読みますが、「ももんが」「もみ」「ももが」とも読みます。

ぜひ、この機会に「鼯鼠」の読み方をマスターして、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!