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「縦」は「たて」以外に何と読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.1.26
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今回ご紹介する漢字は「縦」。「縦横(たてよこ)」、「縦横無尽(じゅうおうむじん)」などで日常生活でも目にすることの多い「縦」です。

実は「たて」や「じゅう」以外にも、知られざる読み方があるのですのをご存知でしょうか。

さて、一体なんと読むか考えてみてください!

「縦」の読み方!

では、早速「縦」の読み方に移る前に……。

実は今回、答えが2つあります!

まずは1つ目のヒントから。

1つ目のヒントは「仮令」。また「仮令」の他に「縦令」とも書くことが出来ます。

というわけで、1つ目の読み方から発表します。

1つ目の正解は「たとえ」でした!

そして、気になる2つ目の読み方ですが、普段聞き慣れない言葉のため難しいかもしれません。

ヒントは「自分勝手」。また「好き勝手」や「したい放題」などで表現することもあります。

というわけで、2つ目の正解は「ほしいまま」でした!

「縦」の意味は?

まず1つ目の「縦(たとえ)」について国語辞典で調べてみましょう!

〔「たとい」の変化〕後に述べる事柄は、どんな条件のもとでもそれにかかわりなく成立するということを言う際に、その条件の一つとして仮定する様子。「ー本当のことを言っても信じてもらえないだろう/ー除名されようが追放されようが正しい事は言う/ーそうだとしても」

出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.959
 
ちなみに「たとい」とは「たとえ」の古い言い方のこと。また「万が一」とか、「縦しんば(よしんば)」という表現を使うこともあります。

続いて2つ目の、「縦(ほしいまま)」について国語辞典で調べてみましょう!

〔「欲(ホ)しきまま」の変化〕相手(の意向)を無視して、自分だけ勝手気ままにふるまう様子だ。

出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.1444
 

「権力を縦(ほしいまま)にする」という表現は耳にしたことがあるのではないでしょうか?また「恣」、「擅」の他、「横」と表記して「ほしいまま」と読むこともあるそうです。

「縦」と書いて「ほしいまま」と読むことも驚きですが、「横」とも表記するなんて驚きですね!

まとめ

いかがでしたか?

「縦」は一般的に使われる「たて」や「じゅう」とも読みますが、「たとえ」や「ほしいまま」とも読みます。

ぜひ、この機会に「縦」の読み方をマスターして、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!