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「熟」は「じゅく」の他に何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.12.17
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今回ご紹介する漢字は「熟」。

「完熟」や「熟成」、「熟語」などは日常生活でもよく見かける漢字ですよね。

ところでこの「熟」ですが、完熟した果物などに使う「熟(じゅく)」以外にも漢字一文字で使われるケースがあります。

一例として、「こなれる」の名詞形の「熟(こなれ)」や、物事を念入りに見たり考えたりする様を表す「熟(つらつら)」が挙げられます。

そして実はもうひとつ、漢字一文字での読み方があります。

一体なんと読むのでしょうか?

「熟」の読み方!

では、早速「熟」の読み方を発表したいと思います。

「うれうれ」と呼んだ方は不正解!

「熟(じゅく)している」という表現の他に「熟(う)れている」という言い回しもありますが、違います。

ヒントは「じっくりと思いを込める言葉」なのですが……。
ここまで書くと、思い浮かんだ方も多いのではないでしょうか?

正解は「つくづく」でした!

「熟」の意味は?

では、改めて「熟(つくづく)」の意味を調べてみましょう!

①何らかの感慨をいだきながら、飽きることなく何かを見つめる様子。「亡き友の写真にー見入る/大人びた口をきくようになった我が子をーと眺めた」②あれこれと△思いをめぐらした(経験を思い起こした)末に、自分なりの結論に達し、全くその通りだと深く感じ入る様子。「世の中がーいやになった/自然災害の恐ろしさをーと思い知らされた/信じられるのは自分だけだとー思った」

出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.1029

というわけで、これは「何かに強く共感した時」や、「身にしみる気持ち」を表す時に使える言葉だといえるでしょう。

余談ですが、「つくづく感じる」、「つくづく嫌になった」というフレーズのように、「つくづく」という言葉は後に続く言葉を強調するので、副詞に該当します。

まとめ

いかがでしたか?

「熟」は「じゅく」「こなれ」「つらつら」の他、「つくづく」とも読みます。

ぜひ、この機会に「熟」の読み方を覚えて、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!