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「空貝」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.1.25
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貝は海や川などの水辺に生息する生き物ですが、今回ご紹介するのはこちら! 「空貝」です。

「空に住む貝…?」と、不思議に思われた方も多いはず。しかし、もちろんそうではありません。

はたして「空貝」はなんと読むのか? またどのような貝なのか?

ぜひ考えてみてください!

「空貝」の読み方!

「そらがい」と読んだ方は多いと思います。でも、それは不正解なんです!

「空」という漢字の、別の読み方を考えてみましょう。そうすれば、きっと正解にたどり着けるはずですよ。

「くう」「から」…どちらも違います。「貝」は「かい」で大丈夫。ちょっと変わった読み方となります。

それでは、正解を発表します。

正解は「うつせがい」でした!

「空貝」について

「空貝(うつせがい)」は「虚貝」と書くこともできます。もしかしたら、後者なら「うつせがい」と読めた! なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

では「空貝」とはどのような貝なんでしょう? 実は、多くの意味を持っている言葉なんです!

〘名〙
① 海辺などにある、肉がぬけて、からになった貝。貝がら。古くは特に海辺にある巻き貝の殻をいう。うつせ。
② 和歌で序詞や枕詞のように用いる。
(イ) (①の意から) 「実なし」「むなし」などを言い起こす。
(ロ) (離れ離れになった二枚貝の殻の意から) 「あわず」「われる」などを言い起こす。
(ハ) 同音反復で「うつし心」「うつつ」などを言い起こす。
③ 貝「つめたがい(螺)」の異名。
④ 貝「うずらがい(鶉貝)」の異名。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

国文学に精通している方ならば、もしかすると②の意味をご存知だったかもしれませんね。字の構成から想像しやすいのは①の意味かと思います。

③、④はとある貝の異名…とのことですが、複数の貝が同じ異名を持つなんて、なんだか面白いですよね! どのような生き物なのか、気になるところです…!

まとめ

いかがでしたか?

「空貝」は「うつせがい」と読みます。

今後も珍しい難読漢字を掲載していく予定です。ぜひ楽しみにしていてくださいね。