草冠(くさかんむり)の漢字ってたくさんありますよね。「花」に「葉」、もちろん「草」もそう…。みなさんは、いくつご存知ですか?
今回ご紹介するのも、その中の一つである「蓆」です。「出席」や「退席」にも使われている、私たちにおなじみの「席」に草冠がついています。さて、正しい読み方はわかりますか?
「蓆」の読み方!
「席」が含まれていますし、「せき」と読みたくなりますが、残念ながら不正解!
一見簡単そうに見えますが、実はちょっと難易度が高めです。読み仮名は3文字で、日本では古来から使われている道具になります。
「蓆」のほかに「筵」や「莚」とも書けますよ。こちらなら、見たことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんね。
それでは、正解を発表します。
正解は「むしろ」でした!
「蓆」について
学生時代、歴史の時間に見かけたことがある、なんて方もいらっしゃるかもしれません。
見かけたことがある程度で、どのようなものか覚えていないという方もいるのではないでしょうか。
それでは、「蓆(むしろ)」はどのようなものなのか、改めて確認してみましょう!
① 藺(い)・竹・藁(わら)・蒲(がま)などで編んで作った敷物の総称。平安・鎌倉期は屋内用であったが、畳の普及後は屋外用となった。今はもっぱら藁筵(わらむしろ)をいう。筵薦(むしろごも)。
② 転じて、人々が寄り集まり、すわって、風雅な遊びや法事などをする場所。えん。
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
平安時代は屋内用だったものの、畳が普及した後は屋外用になったとのこと。使用される場所が大きく変化している点は、なんだか興味深いですよね。
ちなみに、「蓆」を含んだ言葉の一つに「針の蓆」というものがあります。意味は「つらい場所・環境にいること」です。耳にしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
「蓆」は「むしろ」と読みます。
「針の蓆のむしろってなに?」と不思議に思っていた方も、今回で疑問が氷解したのではないでしょうか? ぜひ覚えていってくださいね!
※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館