イベントごとに誕生日が重なると、なんだか損した気分になりますよね。違う日なら2回ご馳走が食べられたのに…と、モヤモヤしたことのある方もいらっしゃると思います。
さて今回は、そんな「誕生」に関する難読漢字「産飯」をご紹介。みなさんは、正しく読むことができますか?
「産飯」の読み方!
素直に「さんめし」と読んだ方は残念ながら不正解! 「産」は送り仮名「む」をつけて「うむ」と読むので「うめし」と読んだ方も違います。
もちろん「さんはん」でもありませんよ。読み仮名は4文字で、「飯」の部分は「めし」と読みます。いかがでしょう…?
今回の「産」と同じ読み方をする熟語には、ほかに「産湯」があります。こちらを見て、答えにピンと来た方も多いのではないでしょうか?
それでは、正解を発表します。
正解は「うぶめし」でした!
「産飯」について
ヒントで出した「産湯」の読み方は「うぶゆ」。「産まれるお湯…沸きたてのお湯のこと?」なんて思った方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは新生児を洗うためのお湯のことです。
では「産飯(うぶめし)」とはいったいなんなのでしょうか? 辞書で確認してみましょう!
〘名〙 出産の前後に、産児、または産婦のために用意する飯。碗に高く盛り上げ、小石を添えたりする。
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
意味を読んで「あれ?」と思った方も多いはず。「どうしてここで小石が出てくるの?」と不思議に感じませんでしたか?
こちらは「産石(うぶいし)」などと呼ばれており、新生児の頭が固くかたまって、丈夫な歯が生えるよう祈りを込めたものなんだそう。併せて覚えておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
「産飯」は「うぶめし」と読みます。
ほかにも「誕生」に関する難読漢字はたくさんあるので、今後もご紹介させていただく予定です。ぜひお楽しみに!