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放任すると子供にはどんな影響が出るの?メリット・デメリットを紹介

  • 2021.11.28

子供に自主性を持ってほしいと考え、あれこれ言わない「放任主義」の人もいるでしょう。しかし、他人から見れば子供をほったらかしにしているように思われ、誤解されることも。

今回は放任主義の育児について、メリットやデメリット、ポイントなど詳しく紹介していきます。

放任主義の育児とは?

放任主義とは、子供の考えを尊重し親は手や口を出さず子供に自分自身で考えさせ、行動するのを見守る育児のことです。

ただし、最低限のルールやマナーを守るのは当然で、人に迷惑をかけない以外はのびのびと育てることで、子供の自主性を育てていきます。

ほったらかし(放置)育児とは違う

放任主義の育児と似た印象の言葉に「ほったらかし(放置)育児」がありますが、2つは異なります。

ほったらかし育児は子供がルールやマナーを守らなくても放置し、周りに迷惑をかけていても子供のしたことだからと責任を負いません。良いことも悪いことも一切子供に関わらない育児のことをいいます。

放任主義の育児|メリット・デメリット

放任主義の育児には、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。それぞれ見ていきましょう。

メリット

放任主義の育児は親が適度にしか手助けをしないぶん、子供自身が考えなくてはいけません。子供には自分で考え行動する癖がつき、自主性が育ちます。さまざまなことに興味を持つため、好奇心も旺盛になるでしょう。

考えて行動した結果失敗したとしても、それは子供自身が考え選んだ結果。子供は責任を人に押し付けることなく、その失敗から学んだことを次に活かそうと考えます。

自分自身が認められ尊重されて育つことで、同じく他人のことも尊重できる柔軟な心を持てるようになるでしょう。他人の考えや意見を聞き、受け入れる心の広さを持つことができるのです。

デメリット

反対にデメリットとしては、理解していない周囲からは放置していると勘違いされることです。そして、親自身も放任と放置の境界線が曖昧になってしまい、いつの間にかほったらかし育児になってしまうことも。

また、放任主義は子供にしてみれば、自分に興味がないのではないかと誤解されることもあります。結果、愛情不足に感じてしまうことも。

子供を過信せず、関わるべきところはきちんと関わり、小さなほころびも見逃さないようにしましょう。

放任主義の育児|おこなう際のポイント

放任主義の育児をおこなう場合、どんなポイントを押さえておけばいいのでしょうか。それぞれみていきましょう。

ルールやマナーを納得させる

子供自身に考えさせ行動を見守る放任育児ですが、人に迷惑をかけないように社会のルールやマナーを守ることは大前提です。

自由な考え方や行動、それにともなう選択は、決められたルールやマナーを守った先にあるもの。そのことはしっかり子供に教え、納得させましょう。

基本は見守り、相談されてから動く

もし子供が悩んでいたり迷っていたりするときは、一緒に考えヒントを与えつつ答えを導かせたりアドバイスしたりすることも大切です。

大人はつい先回りしたくなりますが、子供に相談されてから動くようにしましょう。

親子の信頼関係をしっかりと築いておく

「ほったらかしにされている……」と子供が不安にならないよう、しっかりと親子の信頼関係を築くことが大切です。

子供は親からの愛情を感じ「見守られている」と安心することで、のびのびと自由に行動できます。そのためには日頃から愛情表現をし、子供と密にコミュニケーションをとることです。

子供には愛情をもって放任しよう

放任主義の育児は、子供に対して無関心で放置している育児とは違います。親子の信頼関係があるからこそできるのです。

ただ見守るだけでなく、叱るべきところは叱り褒めるところは褒めることも大切です。子供としっかりと向き合い、そのうえで子供には愛情をもって放任してみましょう。

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