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どうしたらヤキモチを抑えられますか?【ひかりのお悩み相談室】

  • 2021.12.7
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「ひかりのお悩み相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」"の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。

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好きな男性と仲のよさそうな女性がいると、ヤキモチを妬いてしまう人は多いもの。そんなときは、どうしたらいいのでしょうか?

Mさん・30歳

好きな男性がいます。彼のSNSにはフォローをしている女の子がいて、その彼女のSNSを見たら、彼と二人で飲みに行ったり、グループで旅行に行ったりしていて、ヤキモチを焼いてしまいます。

とはいえ、私は彼の彼女ではないので、ヤキモチを妬く権利はないのですが……。でも、気分を紛らわそうとしても、頭から離れないし、食欲もありません。

こんな自分が嫌なので、ヤキモチを抑える方法があれば、教えてください。

Mさんへの回答

好きな人が他の異性と仲良くしていたら、多くの人がヤキモチを妬いてしまうものではありますが、「彼が自分のパートナーなのかどうか」で、随分、対応は変わってきます。

もし自分のパートナーであれば、よほど“友達の一線”を越えているようであれば、注意できますが、パートナーでなければ、何もできないですよね。

そんなに好きなのであれば、一度はきちんと気持ちを伝えてみたほうがいいですし、それでダメだったときはキッパリ諦めるくらいの、スッキリした言動ができるようになったほうが幸せになれるような気がしますが、そういった勇気はありませんか?

好きな相手にアタックしないで、「片思いのまま、ただただ見つめていたい」という人はいますが、その場合は、“芸能人のファン”のような言動をし続けるしかありません。そのときは、「芸能人に対するような愛情」を持てるかどうか、ですよね。「自分の恋人になることはない」ことをきちんと認識した上で、彼が幸せでいることを応援する、というか。

もし彼にアタックをしないし、“芸能人のファン”のような思いも抱けない場合は、ある意味、現実を受け入れられていないし、妄想ばかりが膨らんでしまうので、普通以上にヤキモチを妬いてしまうもの。

つまり、Mさんは、このどちらかを選ぶようにしたほうがいいでしょう。

・きちんとアプローチして、ダメだったときは、きっぱり諦める。

・「自分の恋人にならない相手」だと認識した上で、ファンとして応援していく。

どちらも選びたくない気持ちはあるでしょうが、本当の幸せを手に入れられるようになるためにも、「現実を受け止めること」は大切です。

現実を受け止めることで、本当の幸せを手に入れられる!

Mさんは、「ヤキモチを抑える方法」を知りたいようですが、今の状況をきちんと認識していないと、単にヤキモチを抑える方法を試してみたところで難しいでしょう。

彼に仲の良い女の子がいるだけで、食事がのどを通らなくなるというのは、ある意味、「現実を受け止められていない」ということでもあります。それは、「想像上の彼は、自分に優しいのに、現実の彼には、他に仲のいい女性がいる。それは受け止められない!」というわけですしね。

好きな相手に対して、妄想や空想をするのは必ずしも悪いことではありませんが、そうすることで現実を受け止められなくなってしまう場合は、気を付けたほうがいいでしょう。本当の幸せをつかめなくなってしまうからです。

ただ、もし本当に「告白しても、無理だからできない。でも好きでいたい。“芸能人のファン”のような形でもいいんだ」というのであれば、1つ大切なことがあります。

それは、「彼に恋人ができようが、結婚しようが、自分の生活は何も変わらない」ということを認識することです。

よく芸能人が結婚をしたらショックな気持ちになる人はいますが、好きな芸能人が結婚しようが、リアルな失恋(別れ)とは違って、現実的に自分の生活は変わりません。

恋人と別れた場合は、今まではデートをしたり、密に連絡を取り合っていたりしていたのに、もう会えないし、連絡もできなくなるというのは、とても大きな喪失です。

でも、相手が芸能人の場合は、相手に恋人ができようが、結婚しようが、引退しない限り、テレビや映画などの作品に出続けることは多いし、それこそ、“妄想の中の彼”だけは、今まで通り、独身という設定にしていたっていいのです。

でも、それは、「現実的に相手と触れ合うわけではない」という一線をひいているから可能なことです。芸能人ではない相手に妄想しながら恋している場合は、きちんと自ら一線を引かないと、ストーカーに近い心理が働いてしまうことがあるので、気を付けたほうがいいでしょう。

個人的には、妄想の恋愛に逃げがちな人ほど、“リアルな恋愛”をしてみたほうがいいと思います。リアルな経験を踏むほど、「妄想は、現実ではない」ときちんと割り切れるようになるからです。そのほうが、むしろ妄想は妄想として、もっと楽しめるようになることもあるでしょう。

そして、自分が傷つかないところにいたまま、自己を守り続けるのではなく、「現実を変えることに挑む強さ」を持てるようになることは大切です。

だから、本来は、そんなに好きな彼なら、積極的にアプローチして、ダメだったときは、「次(の人)に行こう!」というような、前向きでカラッとした言動ができるようになったほうが、現実的に幸せになれることが多いと思うのです。

どうせヤキモチを妬くなら、“妬く権利のある相手(=パートナー)”にしたほうがいいもの。行動力をもって、幸せを掴める人を目指したいものですね。

コラムニスト・ひかり

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