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使い勝手がいいのは… 「ジョイ」「キュキュット」など“人気食器用洗剤”3種を試してみた

  • 2021.11.23
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毎日使う掃除用品といえば“食器用洗剤”。食器用洗剤にこだわりがある人もいれば、いつも同じものを購入するという人もいるかもしれません。美容や健康、エコに関心の高い女性たち約100名が集まる「anan Beauty+ club」に聞いた食器用洗剤のアンケートによると、5割以上がこだわりの洗剤を使っているのだとか。そこで今回は、ドラッグストアでも買える食器用洗剤の洗浄力やコスパの良さなどを比較してみました。

食器用洗剤3種を試してみた!

「食器用洗剤」はほぼ毎日使うものですが、洗浄力や手に優しいものなどこだわりがある人と、色んな種類がありすぎて結局いつもと同じものを購入する人で二極化しているのではないでしょうか。

今回は数ある食器用洗剤の中から、実際に使って感じた「洗浄力」「使い勝手の良さ」「手の荒れにくさ」「コスパの高さ」について3つの商品を比較してみました。

1:P&G「除菌ジョイコンパクト 逆さボトル」

食器用洗剤といえばボトルをひっくり返して洗剤を出すタイプのものが多い中、ありそうでなかった逆さボトルタイプとして話題を集める『P&G』の「除菌ジョイ コンパクト 逆さボトル」。

蓋の開け閉めや、ボトルをひっくり返す手間がなく、ボトルをキュッと押すと洗剤が出て、パッと離すと自動で止まる仕組みです。

ボトルの底部分に洗剤口があります。

筆者はこのタイプの食器用洗剤を使うのが初めて! 実際に使ってみると、ボトルを押す長さによって洗剤が出すぎる場合があるので、一瞬押して離すくらいがちょうどよかったです。

1プッシュでも十分な量が出ますよ。

少し水を含ませて、スポンジをクシュクシュしてみたところ、ふわっとモコモコの泡が出てきました。

超吸着泡になっていて、食器への油戻りを防ぐ働きがあるそうです。実際に油汚れの調理器具を洗ってみたところ、すっきりと落ちました。

【いい点】
・洗浄力が高く、油汚れ向きである
・逆さボトルなので最後まで使い切りやすい
・慣れるととても便利である
・300mlと容量が多めである

【気になる点】
・洗浄力があるので、素手で洗うと若干手が乾燥しそう
・ボトルを押しすぎると洗剤がたくさん出すぎる
・スポンジに出したあと、若干液だれするので、液が垂れてもいい置き場所に保存する必要がある

【商品情報】
P&G「除菌ジョイコンパクト 逆さボトル」
内容量:300ml

2:花王「キュキュット クリア除菌 デザインポンプ」

『花王』の「キュキュット クリア除菌 デザインポンプ」もボトルをひっくり返さずに、手の甲や片手でプッシュできるポンプタイプの食器用洗剤です。

食器をはじめ、スポンジやまな板の除菌、調理器具のウイルス除去(※1)が期待できるとのこと。

※1:全ての菌、ウイルスを除去するわけではありません

ポンプ部分が平たくなっているので押しやすいです。ポンプタイプはプシュッと勢いよく出るものもありますが、こちらは程よく出て、飛び散ることはありませんでした。

2プッシュでこれくらいの量なので、一度に出る量は少なめです。

少し水を加えてクシュクシュしてみたところ、キメ細かな泡ができました。

油汚れのある食器を洗ってみたところ、『P&G』の「除菌ジョイコンパクト 逆さボトル」と同じくらいすっきりと汚れを落とすことができました。

泡がとにかくきめ細かく、素手で洗っていても優しい印象です。

【いい点】
・洗浄力が高く、油汚れ向きである
・少量でも泡立ちがいいので経済的にも優しい
・ボトルデザインが可愛く、使いやすい
・使用後も手の乾燥は感じにくい
・300mlと容量が多めである

【気になる点】
・特になし

【商品情報】
花王「キュキュット クリア除菌 デザインポンプ」
内容量:300ml

3:P&G「ジョイ ミラクル・クリーン 泡スプレー」

最後は、洗う時間を50%短縮できるスプレータイプの食器洗剤として、人気を集める『P&G』の「ジョイ ミラクル・クリーン 泡スプレー」。洗いたいものに直接スプレーして使うため、スポンジでこすらなくても汚れを落とすことができるとのこと。

高濃度の洗剤なのでスピーディに汚れを分解し、頑固な油汚れや茶渋を落とすことが期待できます。

調理器具やお皿、シンクなどの広い部分、お弁当や水筒、グラスなど細かく複雑で洗いにくいものに、きちんと泡を届けられるよう、スプレー口のキャップで泡の種類を使い分けることができます。

キャップの蓋を調節するだけで、広がる泡と細い泡に使い分けが可能!

同じくらいの距離から泡の広がり方の比較してみたところ差が出ました。

すぐに泡が水っぽく変わるため、画像では少し範囲が狭くなりましたが、場所や吹きかける距離によって広がる泡はもっと広範囲に吹きかけることが可能です。

少しくすんだグラスの内側に細い泡、外側に広がる泡を吹きかけて数分放置したあと、洗い流してみました。

写真では伝わりにくいかもしれませんが、肉眼でみると汚れが落ちて透明感も増した気が。スポンジでこすらず、水で洗い流しただけでこの仕上がりはポイントが高いです。

油汚れのあるお皿に使用してみたところ、落ちはするものの汚れの度合いによっては完璧には落ちなそうな印象。個人的には、予洗いとして使うのが良いと感じました。

グラスやマグカップ、油汚れの少ないお弁当箱などはスプレーだけでもしっかりと対応できそうです。

【いい点】
・スプレーして洗い流すだけで汚れが落ちる
・広がる泡と細い泡の2種類が出るので、洗いたいものに合わせやすい
・洗い物の時間を短縮できる
・年末の大掃除やまな板除菌などにも使える

【気になる点】
・洗浄力はあるが、油汚れは度合いによる
・洗い物の量によっては減りが早い

【商品情報】
P&G「ジョイ ミラクル・クリーン 泡スプレー」
内容量:300ml

ポイント別! おすすめ洗剤

筆者の独断にはなりますが、ポイント別におすすめの洗剤をご紹介します。

「洗浄力」で選ぶなら…

P&G「除菌ジョイコンパクト 逆さボトル」、花王「キュキュット クリア除菌 デザインポンプ」

フライパンの油汚れや焦げをすっきり落とすことができたのがこの2種類。洗い上がりにフライパンを触ってみてもヌメリや油残りは少なく、高い洗浄力を感じました。

「使い勝手の良さ」で選ぶなら…

花王「キュキュット クリア除菌 デザインポンプ」、P&G「ジョイ ミラクル・クリーン 泡スプレー」

「除菌ジョイコンパクト 逆さボトル」も使いやすかったのですが、筆者は液ダレと量の調整が難しいことが気になりました。

ポンプタイプの「キュキュット クリア除菌 デザインポンプ」は使いやすく、少量なのに泡立ちがよかったことや、スポンジで洗う手間を減らすという意味では「ジョイ ミラクル・クリーン 泡スプレー」も使い勝手がよかったです。

「手の荒れにくさ」で選ぶなら…

花王「キュキュット クリア除菌 デザインポンプ」、P&G「ジョイ ミラクル・クリーン 泡スプレー」

手荒れに関しては、個々人の手の乾燥具合や、お湯の温度なども関係してくるかなと思います。

筆者としては「キュキュット クリア除菌 デザインポンプ」は泡が細かく乾燥がしにくかったです。そして「ジョイ ミラクル・クリーン 泡スプレー」はスプレーなので泡のスポンジを持つ時間が少ないといった理由から評価しました。

「コスパの高さ」で選ぶなら…

花王「キュキュット クリア除菌 デザインポンプ」

今回検証した3つはどれも同じ内容量ですが、1回で使う量や消費スピードを考えたときに、少量で泡立ちがよく、洗浄力も高いという意味では1番コスパがいいと感じました。

今回はあえて容器タイプの違う3種を比較してみました。筆者個人としては、『花王』の「キュキュット クリア除菌 デザインポンプ」が一番好みにマッチしました。

食器用洗剤は、生活スタイルや洗い物の量などで選ぶ基準が変わってくると思います。重視したいポイントなども考えながら、ぜひ参考にしてみてください。

【参考】
『P&G』公式サイト
『花王』公式サイト

文/寒川あゆみ

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