1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 「寂しいよ…」転勤族と結婚。激務の夫とはすれちがい。そんなときに…

「寂しいよ…」転勤族と結婚。激務の夫とはすれちがい。そんなときに…

  • 2021.11.23
  • 21667 views

もし、大好きな彼が転勤族だったとしたら、どうしますか? 付き合い続けて結婚するとなると、夫婦で一緒に暮らすには、大好きな家族や友人とも離れ、仕事を辞めることにもなるかもしれません。私が転勤族の彼と結婚するという選択をした理由をお話しします。

彼は転勤の多い部署

私は生まれてからずっと実家暮らしで、彼と出会うまで地元を離れたことがありませんでした。20代後半になり、そろそろ結婚を考え始めたころ、同じ職場の同期社員だった彼と出会いました。彼と一緒にいると、昔から知っているかのような居心地の良さがありました。週末は2人で食事をしたり、旅行に出かけるような友人関係が続きました。

そろそろ付き合いたいなと思っていましたが、私たちの職場には暗黙のルールがありました。それは、付き合うときは結婚前提で付き合うというものです。破局するとその後の仕事がやりにくくなることから、社内では当然のルールとされていました。おまけに、彼は3年ごとに必ず転勤がある部署に所属しており、彼と結婚を視野に入れて付き合うことになれば、私も転勤族になることを覚悟しなければいけませんでした。

遠距離をきっかけに結婚を決断

半年ほど友人関係を続けて、クリスマスの日に彼から「結婚を視野に入れて付き合ってください」と言われました。彼は別居婚には反対で、結婚相手とずっと一緒に暮らしたいという考えを持っていました。

告白された私のなかでは、慣れ親しんだ地元を離れたくない。仕事も辞めたくないとさまざまな思いが駆け巡りました。それでも、大好きな彼とずっと一緒にいたいという気持ちが勝ったのです。

今まで出会った人の中で、感じたことのない居心地の良さ。こんな人に出会うことはもうないかもしれないと、喜んで告白を受け入れました。それから数年お付き合いをして、彼の転勤が決まり遠距離恋愛になったことをきっかけに、私は職場を退職して結婚することになりました。

転勤族って意外と楽しい!

仕事を退職し、見知らぬ地での新婚生活が始まりました。彼は激務で、平日はほとんど顔を合わせることもなく、土日も疲れて1日中寝てしまうほどでした。私は、見知らぬ地で友人もいないので寂しい思いが募り、地元に帰りたいと思うときさえありました。

彼をサポートするだけの生活は私の性分には合わないと思い、仕事をしようと就職活動をおこないました。無事、新しい職場が見つかり、不安はありましたが、仕事にやりがいを見つけることができました。仕事仲間にも恵まれ、休日も一緒に出かけることがあるほど。自分の仕事が充実することで、彼にもやさしく接することができるようになり、夫婦関係も良好になりました。

転勤族の彼と結婚することがなかったら、私はこの先もずっと同じ生活圏内で一生を終えていたと思います。今まで絶対に出会うことができなかった仲間と出会うことができて、転勤族って悪くないかもと思うように。また、その土地のグルメを食べ歩いたり、観光スポットを巡ることもができることも、楽しみのひとつです。

環境が変わることで不安を覚えることも多いですが、勇気を出して一歩踏み出してみると、まったく違う世界が広がっているということもあります。仮に、新たな環境での仕事や友人関係がうまくいかなかったとしても、あと数年で転勤だからと割り切って付き合っていくこともできます。

転勤族との結婚は、私の世界や人間関係を広げてくれる良いきっかけとなりました。転勤族との結婚も意外と良いものかもしれません。

原案・文/川崎今日子

作画/霜月いく

★♡★♡ベビカレ秋のマンガ祭り★♡★♡

マンガ200連載突破を記念して『べビカレ秋のマンガ祭り』開催中!話題のマンガを毎日増量配信♪ぜひチェックしてくださいね!

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!


イラスト制作者:イラストレーター 霜月いく

マンガとイラストを描いてます。

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

元記事で読む
の記事をもっとみる