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読めそうで読めない!【丁髷】難読漢字ヒント:江戸時代

  • 2021.11.22
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一度は目にしたことがある「丁髷」。 ある髪型のことをさすのですが、どんな髪型を想像しますか? 今は限られた場でしか見ることがない髪型です。

(1)「丁髷」はあるスポーツの髪型

読めそうで読めない「丁髷」。 あるスポーツや時代劇では、馴染みの髪型です。 「ちょう○○」と読みそうですが、まず「丁」は「ちょう」とは読みません。 正解は「ちょんまげ」と読みます。 答えを聞くと「あー、そうだった!」と思い出すこともあるでしょう。 江戸時代はもちろん、日本の国技である相撲はこの髪型ですよね。 (『広辞苑』より)

(2)「丁髷」とはどんな髪型?

髪の先を曲げた髪型という認識が強い丁髷ですが、本当にそうなのでしょうか。 広辞苑によると、丁髷とは「男性の髪の結い方のひとつのこと」です。 江戸時代中期以降、額髪を剃りあげ髻(もとどり)を前面に向けてまげた髷のこと。 ただ髪の毛を伸ばし、曲げただけではなく、額から少し後ろのあたりまで剃っていたそうです。 昔はこれが普通だったので気にはなりませんが、現在では違和感しかないですよね……。 丁髷はその後、男髷と汎称となったそうです。 (『広辞苑』より)

(3)「丁髷」の由来

響きは可愛い丁髷ですが、なぜ“ちょん”とついたのでしょうか。 その由来は髷の部分が「ゝ」の形に似ていることから、“ちょん”髷となったそうです。 これは非常にユニークではないでしょうか。 たしかに、曲げた部分の髪の毛を横から見ると「ゝ」に見えそうですね。 (『広辞苑』より)

(4)「丁髷」の種類

丁髷にも、さまざまな種類があります。 有名なところでは、銀杏髷や本多髷です。 髷の形で身分をあらわしていたこともあり、髷は男性にとって大切なものであったことがわかります。 ちなみに、力士の髪型は銀杏髷ですよ。 同じ髷でも人によって少しずつ違うことから、いつの時代も一緒だなと感じますね! あなたなら、どの丁髷を男性にしてもらいたいですか? (『広辞苑』より) 江戸時代では粋な髪型であった「丁髷」。 今では完全に廃れ、物珍しい髪型のひとつになりましたが、歴史上では貴重な髪型です。 見る機会があった際、なぜ丁髷なのか由来を友人などに教えてあげてくださいね。 (恋愛jp編集部)

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