【安佐北区白木町】広島市で見られる?! 今が見頃！朝焼けに染まる「荒谷山の雲海」

こんにちは！ 甘辛両党特派員のmocoです。

今回は、広島市安佐北区白木町井原へ「雲海」を見に行ってきました。

山道は"もののけ姫"の様な世界

広島市中心部から車で約１時間。 JR広島駅から井原市駅までも、芸備線で約１時間です。

井原は、広島市のほぼ北東端に位置する、安佐北区白木町内の小さな地区。

その井原にある荒谷山の山頂付近に、ハングライダーやパラグライダーの飛び立つスタート台があり、そこから霧の海の絶景「雲海」が見られます。 山といっても登山ではなく、スタート台まで車で行けますよ。

スタート台に向かう山道に入る手前の県道沿いには、案内看板も立てられています。 また、慰霊碑と書かれた大きな石碑が荒谷山登山口の目印。 山道のところどころには、スタート台までの残り距離表示などもあります。

ただ、荒谷山登山口からの道は細く、私が行った日は立派な鹿のお出迎えも！ ジブリの"もののけ姫"の様な世界です。 朝日を見るとなると まだ暗い時間という事もあり、徐行して行ってくださいね。

見頃は今！

山に囲まれた井原の雲海は、朝晩の冷え込みが増す10月～12月の早朝に発生しやすいそうです。

『荒谷山グライダー離陸場からの眺望』 ”秋に見られる雲海は ことのほか素晴らしく、光をうけて輝く幻想的な光景が楽しめます。 また、日の出とともに太陽の周りに薄い光の輪がかかる気象現象「光冠(こうかん)」が見られるスポットとして知られています。 光冠は光が空気中の水滴の表面をかするように当たり、進行方向が複雑に変わって起きる現象で、輪の内側が紫もしくは青、外側が赤く見えます。”

後で行ったJR井原市駅に設置してある観光案内板にも、この雲海のことが書かれていました。

光冠？初めて聞きました。 残念ながら、今回 光冠は見られませんでしたが、是非リベンジしてみたいです！

夜明けから早朝

雲海にのぼる朝日が見たくて、早朝５時に家を出発して、日の出前に到着！

雲海 出ていました！

ちょうど空が薄っすら朝焼けに染まりかかっている状態で、既に感激！ その上を歩けそうな ゆっくり流れる雲。 も～別世界です。

もう少し早い時間だったら、星空が見られたかもしれません。 ちなみに、夜景も綺麗なんだそうですよ。

雲海は、天候などの条件が揃った時に見られる自然現象。 必ず見られるというわけではありません。 雲海が出やすいのは、風のないよく晴れた日で、前日に雨が降り当日夜半から晴れるというのが一番良いらしいです。

私がスタート台に到着した時には、三脚を立ててフィルターを付けた立派なカメラを構えた方たちが 既にスタンバイされていました。 そんな中、私たちはiPhoneで撮影です(笑)

キターっ！ 朝日が出てきました！

あまりの美しさに息をのみます。 この日の広島の日の出時間は6:19。 日の出時間は、国立天文台のホームページで調べることができますよ。 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2021/dni35.html 雲海が朝日に照らされ、オレンジ色に染まっていきます。

刻々と移り変わる景色。

日が昇っていくにつれ明るくなり、山の緑も見えてきます。 柔らかそうな雲海が白く輝き、ゆるりと流れて、ずっと見ていられます。

明るくなると、飛行機から見る雲の上の景色の様。

時折トンビ(?)が飛び、遠くの電車の音が大きく聞こえました。 この音の現象は、空気が冷える時期だからこそのものだそうで、これも素敵。 結局 １時間以上いました。

気分は撮り鉄！

雲海の絶景を堪能した後、荒谷山を下り少し行くとJR芸備線の踏切にさしかかりました。 何だか可愛い単線の線路。 近くに駅もありそうだったので行ってみました。

JR井原市駅。 なんとも可愛い無人駅です。

小さな駅舎の中をのぞくと時刻表があり、もうすぐ電車が来ることが判明！ しかも その次に来るのは２時間後！ コレは見ていきたい！

普段から乗られている方からすれば、なんてことないのかもしれませんが、私は殆ど電車に乗らないので、オレンジ色の可愛い電車にテンションアップ！ 気分はすっかり撮り鉄です(笑)

田んぼの詩

井原市駅にあった観光案内板には、「光冠(こうかん)」のこと以外に『田んぼの詩』という場所の紹介もありました。

行ってみると、のどかな素敵な場所。

薄っすら残る雲海を下から見られました。

運開御守

荒谷山での"雲海"と"スカイスポーツ"をモチーフに、無事故で現役を終えたパラグライダーの翼(セール)をご神体として中に入れた「運開御守」があるそうです。

ゆったりと流れる雲海のように これからの「運」が「開」け、空を舞うハンググライダーやパラグライダーのように 楽しく安全な人生となりますように とのお守り。

神社の境内に樹齢推定約600年の大イチョウ(広島市指定天然記念物)がある新宮神社で、お祓いもしてもらっているとのこと。

ひとつ 1,000円。 売り上げの一部は、地域活性化を図るため、神ノ倉山や荒谷山の維持管理経費として活用されています。

荒谷山をモチーフにしたラッキーアイテム。 井原郵便局などで販売されているそうなので、今度 寄ってみたいと思っています。

井原わくわくプロジェクト https://ibarawakuwaku.wixsite.com/project/アイテム-1-雲海御守

ちなみに、オリジナルのトートバッグもありますよ～！

2021年の雲海シーズン。 荒谷山スタート台には、トイレも新設されましたよ。 ちょっと寒いですが、しっかり防寒対策をして 是非行ってみてください！ とっておきのミラクル…忘れられない感動が待っているかも！

あなたも 日の出とともに織り成す美しい雲海を楽しんでみませんか？

雲海眺望スポット(荒谷山スタート台) 住所: 〒739-1301 広島県広島市安佐北区白木町井原 駐車場：あり