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ちょいムズ漢字クイズ!【繙く】この<言葉>一回は聞いた事があるはず…

  • 2021.11.22

耳にする言葉の中には、書くと難しいものがあります。 今回ご紹介する「繙く」も聞いたことがある言葉ですが、あなたは読めるでしょうか。 どう読むのか、さっそく見ていきますね。

(1)「繙く」の読み方

糸に番と書く「繙く」という漢字。 漢字からは想像しにくい漢字ではあるものの、読み方は読みやすいですよ。 この漢字より、別の漢字を目にすることが多いでしょう。 読み方は四文字になります。 この読み方は「ひもとく」です。 よく目にする「紐解く」と、同じ読み方をする漢字になります。 (『広辞苑』より)

(2)「繙く」はどのような状態をさす?

繙くには、大きく二つの意味があります。 ひとつは「書物の帙の紐を解く。書物を開いて読む」 もうひとつは「隠れた真実を明らかにする」という意味です。 真実を明らかにするという意味として、繙くとよく聞くでしょう。 しかし、繙くには書物を開いて読むという意味もあるのです! これは、「意外!」と思われたことでしょう。 しかし、書物を開いて読むほうが本来の意味になります。 その理由は、由来を見ればすぐ理解できるでしょう。 (『広辞苑』より)

(3)「繙く」と書物の関係

なぜ、「繙く」が書物と関係するのでしょうか。 意味にもあるように、書物の帙の紐を解くという動作の“ひもとく”から生まれました。 ご存じのように、昔の書物は巻物でしたよね。 巻物の中には、直筆で書かれた文があり、それを守るために帙(ちつ)と呼ばれる包む覆いの紐を解いて読んでいました。 非常にシンプルで、わかりやすいですよね。 (『広辞苑』より)

(4)「繙く」と「紐解く」の違い

同じ読み方をし、同じ意味として使われる「繙く」と「紐解く」。 違いはあるのでしょうか。 広辞苑によると、「繙く」と「紐解く」の意味は違います。 「繙く」は書物や謎を解き明かすのに対し、「紐解く」は「下紐を解く」「つぼみが開く。ほころびる」といった意味です。 ほとんどが「紐解く」とあらわしますが、ほとんどは「繙く」に。 間違いではないものの、正確に使うのであれば「繙く」がいいのではないでしょうか。 ただし、「繙く」は一般的ではありません。 迷うのであれば、ひらがなで「ひもとく」と書くのもひとつですよ。 (『広辞苑』より) 一度は耳にしたり、口にしたりする「繙く」。 意外にも「ひもとく」には、深いことがわかったのではないでしょうか。 雑学にもよさそうなので、ぜひ友人にも教えてあげてみてくださいね。 (恋愛jp編集部)

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