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暑い日にぴったりな本格ブータン料理はいかが? 代々木上原の「ガテモ・タブン」

  • 2015.7.29
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唐辛子がたっぷりと使われるブータン料理。それは、ブータン人が唐辛子の素材そのものを好むためだとか。日本で数少ない、本場さながらの味を楽しめる代々木上原「Gatemo Tabum(ガテモ・タブン)」を訪ねました。

エスニックな雰囲気が漂う空間

東京メトロ代々木上原駅から井ノ頭通りに向かって徒歩5分、ブータン料理店「ガテモ・タブン」があります。軒先にあるブータン仏教伝統の吊飾りと、唐辛子のような赤色ののれんが目印です。

ここは30年以上ブータンにゆかりがあったオーナー達が、2006年にオープンしたお店です。当時、日本ではブータンのことがあまり知られておらず、「もっとブータンを日本に広めたい」という思いから、開業を決めたそうです。

世界で最も唐辛子を愛する国、ブータン

唐辛子といえば、ピリッとキレのある辛みを思い浮かべる人は少なくないはず。ところがブータンの唐辛子は日本のものと比べて大きく、ほんのり甘みも感じられます。ブータンにおいて唐辛子は、スパイスというよりも野菜としてそのまま食べられる、なじみある素材なのです。

このお店では、ブータン産をはじめ厳選した唐辛子のみを使用しています。そのため、ただ辛いだけではない、まさに現地で食べられているような唐辛子の味わいを生かしたブータン料理を楽しめます。

本格的なブータン料理がたくさん

豚バラ肉と大根などの野菜、そして唐辛子を炒め煮にした「干し肉のパクシャパ」は、ブータンの代表料理のひとつ。じっくりと炒め煮された唐辛子は、もちろんまるごと食べられます。ふっくらと柔らかい食感の唐辛子がもつじんわりとした辛さが、豚肉の旨みが染みた大根とよく合います。

またブータンでは、チーズなどの乳製品もよく食べられているのだそう。唐辛子をチーズで煮込んだ「エマダツィ」(800円)は、ブータンではおなじみの家庭料理です。唐辛子の素材そのものを味わえる、ごはんとの相性もいい一品です。 「モモ」はチベットやネパールでよく食べられる蒸し餃子のこと。「エヅェ」という、唐辛子や玉ねぎ、山椒などで作られたペーストをつけて食べるのがブータン流です。

餃子の皮も自家製で、しっかり厚みがあってもちもち。エヅェの玉ねぎの食感や山椒の香りが味のアクセントになっています。

エキゾチックな空間でとっておきのブータン料理を

日本でまだ数少ないブータン料理が食べられる「ガテモ・タブン」。“ガテモ”はブータンで話されるゾン語の「ここはどこ?」、“タブン”は日本語の「多分」。ユニークな店名は、二つの国の言葉から付けられています。

「ここはどこ? 多分…」。そのあとに続く場所は、料理からインテリアまで異国情緒たっぷりなお店を訪れると、きっとわかるはず。まるでブータンの家庭におじゃましたかのような空間で、ゆったりとブータン料理を堪能してみてはいかがでしょうか。

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