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濃厚な豚の旨味を味わう"ざくろキーマカレー"

  • 2021.11.20
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旨味を凝縮させた塩豚を使った濃厚なキーマに、ざくろのアクセントが実によく合います。器と料理の組み合わせを提案する店「カモシカ」を主宰するオカズデザインさんに、器の紹介と、その器を引き立たせる、目にも舌にもおいしいレシピを教わりました。

濃厚な豚の旨味を味わう"ざくろキーマカレー"

■昼食にざっくり盛っても、様になる

木製の角皿は、トレイやパン皿として使う方が多いようですが、私たちはパスタでもカレーでもどんと盛りつけています。その意外性にインパクトがあるし、使い込むことで育っていき、色つやが増していきます。この山口和宏さん作のウォルナットトレイも、いい味が出てきました。キーマカレーは、味を凝縮させた塩豚をミンチにするのがコツ。一晩ねかせるとさらにおいしくなりますよ。

□“ざくろキーマカレー”のつくり方

◇材料 (つくりやすい分量)

ざくろ:1個
豚肩肉:400g(塊)
A :
・ 玉ねぎ:大1個
・ セロリ:1本
・ 香菜の根:2本分
・ にんじん:1/2本
オリーブオイル:大さじ2
にんにく:1片
赤唐辛子:1本(種を取り除く)
酒:2カップ
白胡椒:少々
B :
・ トマト缶:1缶(200g)(ホール)
・ ローリエ:1枚
・ 水:3カップ
・ 生姜:大1片
C :
・ マーマレード:小さじ1/2
・ 醤油:小さじ1
・ カレーパウダー:小さじ2
ガラムマサラ:大さじ2
ご飯:適量
香菜の葉:少々


(1)下ごしらえ
豚肉は塩8g(材料外)をすり込んでから、冷蔵庫で一晩おく。キッチンペーパーで水気を拭き、包丁で5mm角に刻む。

(2)野菜類をカットする
Aをすべて、細かいみじん切りにする。にんにく、Bの生姜も同様に細かいみじん切りにしておく。

(3)トマトを撹拌する
Bのホールトマトをミキサーなどで攪拌しておく。

(4)野菜類を炒める
厚手の鍋にオリーブオイル、にんにく、赤唐辛子を入れ、焦がさないように弱火で炒める。香りが出てきたらAを加え、40分ほどじっくりと炒める。

(5)挽き肉を炒める
鉄製のフライパンを強めの中火で熱し、1を広げて入れ、焼きつけるように炒める。白胡椒をふり、ほぐしながら炒める。水分がなくなったら酒を加え、水分が半量になったら4の鍋に加える。

(6)煮込む
Bを加えて蓋をし、ごく弱火にする。底が焦げないようにときどき混ぜながら、半量くらいになるまで2時間ほど煮込む。

(7)調味する
Cを加える。味をみて足りなければ塩(材料外)でととのえ、火を止める。

(8)仕上げ
食べる前に弱火にかけ、焦げないように混ぜながら加熱する。ガラムマサラをふり、火を止める。ご飯を器に盛り、カレーをかけ、ざくろを割って実を取り出し、香菜の葉とともに添える。

盛りつけ
盛りつけ

――教える人

「オカズデザイン」

2000年、吉岡秀治・吉岡知子が結成。“時間がおいしくしてくれるもの”をテーマに、書籍や広告のレシピ制作・器の開発・映画やドラマの料理監修などを手がけている。2008年より東京都杉並区にて、器と料理の店「カモシカ」を不定期でオープンし、作家の器の展示や季節の保存食の販売をはじめ、食にまつわる企画を開催。『二菜弁当』(成美堂出版)など著書多数。


文:藤井志織 写真:伊藤達也

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