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子どもの鋭い一言

  • 2021.11.19

英語圏では聖書に基づいたことわざ、「Out of the mouths of babes」があります。

ここにある「Babes」というのは 幼児のことで、直訳すると「赤ちゃんの口から」になるけど、その意味とは……。

皆も経験はあると思いますが、時々、子供がとても賢い発言をしたり、親が驚くほど知恵のある一言が出たりするよね。まさにそんな場面が、我が家では最近多いです。

先週、私ボビーが38歳の誕生日を迎えた時の話。実は11月に入って、健康づくりのため、そして体重を落とすために、飲酒禁止に挑戦している。

誕生日の夜は外食する予定で、家族からは「誕生日の夜ぐらいは飲むでしょう?」と言われても、自分は「いいえ。
今年こそヘルシーな誕生日を過ごすことを、自分へのバースデープレゼントにするばい!」と(少し偉そうに)答えました。

しかし、案の定、実際にご飯を食べにいったら、誕生日祝い気分になってだんだん飲みたくなってきた。

奥さんに「やっぱり飲みたいかも」と言ったら、子どもの前で飲まないって言ったし、子どもに聞いてみたら? と言われた。そこで、じゃ、子どもに「どうかな? 飲んでいいかな?」と聞いてみたら、冷静に物凄く真面な返事がきたのです。

「ヘルシーに過ごして、飲まないって言ったのはお父さんだ。こっちに聞かないで。自分で決めなさい」と。

6歳の娘にそれを言われて、ゾッとしました!(笑)

なんか、すごいズバっと判断されて、子供に賢く裁かれた気持ち! しかも、どう考えても正しい結論だな! と思いました。子供って親の事、色々見てるし、色々わかってるな!

あの一言のおかげで、誕生日の夜を飲まずに自分の言ったことに対して、責任を持ってヘルシーに過ごすことができました(笑)。

その後も(ちょっとした宣伝になりますが)、ずっと料理関係のテレビ番組をやっている僕が、来年の夏にアメリカンBBQ系の飲食店をオープンすることにしました。

そこで決めないといけないことも多くて、することもとても多い中、奥さんと異なる意見を交わし合うことももちろんある。

アメリカンBBQなので、どうしてもアメリカンスタイルに拘りたいところはあるが、子供に「お父さん、忘れないでよ。お父さんだけの店じゃなくて、家族みんなの店になるよ」と言われて、そうだ、家族全員の生活に影響を与える存在になるから、スタート時点から家族全員の意見を聞いて、妥協しあって作らないかんなと改めて気づかされた。

娘のあみ・るいも新しい店舗で働きたいと言っているから、彼女たちも楽しめる場所にしないといけないなと思います。

子供がいるだけで、色んな大切なことに気づくチャンスを与えてもらえるけど、大人よりも物事をはっきり見えてて、それをはっきり言ってくれるから、なおよか。(佐賀弁で「さらにいいですね」)

そいぎ、See you next time……

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